あおもり深宇宙:食と心の風景旅情
(著) 斎藤己千郎
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目は風景、耳は言葉と音楽、舌は食べ物と酒、足で歩き心で旅をする。
食に携わる著者が、ときには心の記憶をたどりながら、青森から宇宙の果てまで、五感に刺激されて逍遥したエッセイ。
ビール、大衆食堂、路地裏、縄文・・・、青森の小宇宙を、時間と空間を超えて、詩的な感性が自在に遊泳する。三内丸山以上に奥深い、あおもりの世界へようこそ。
「目次]
アイスランドの鯨
浅虫界隈すずろ歩き
至福のビール
ほっけは踊る
サンドイッチ列車
田舎町亜空間紀行
塩鱒弁当の屈託
陽(ひ)向(なた)の微睡(まどろみ)に似て
遊星逍遥
つらら浜茄子
路地裏幻想
日本唱歌私情
天を仰ぐ芋虫
鄙の歌
秋の光
通(あ)草(けび)妄念
温もり集め線路端
雪やんで夢逍遥
大東亜鍋
猥雑は悩ましくもあり
万国旗行進曲
渓流釣り騒動
牧歌的な、あまりに牧歌的な
はちまき、はつゆき
縄文人は海を渡るか
天津麺の玉子
蟹は溺れないのか
鯉魚夢想図
蟬供養
ポプラが揺れた
新作津軽小遊覧
道は曲がっているのがよい
「ぼく」への屈折
夢中空間の構造
旋律が消えた
縄文派か弥生派か
戸山の笹
酒饅頭覚え書き
蔦温泉インナーワールド
夏は、つとめて
齊藤ビールさん
著者略歴
[出版社からのコメント]
人が何を飲み、何を食べるかは、その人の生き方そのものといってもいいかもしれません。
懐かしい味が当時の記憶を呼び覚ますように、本書では作者の「あおもり」の世界が次々と現れてきます。味わい深いこの世界で、ときに作者の声に耳を傾け、ときに自分の思い出に浸りながら、何度も足を運んでいただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
斎藤 己千郎(さいとう・みちろう)
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