「心」が変われば「運命」が変わるーー幸せになるための5つの心:薬師寺長老が教えるより良く生きる心の持ち方
(著) 安田暎胤
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[商品について]
―人生も、人間関係も、運命も、変えていくことができる―
誰もが「心の豊かさ」を求める時代、人生をよりよいものにするためには一体何が必要でしょうか。本書では、奈良・薬師寺の管主である著者が、幸せな運命・幸せな人生を手に入れるための方法として、「五つの心」の育て方をお伝えしていきます。幸せに生きるための基本となる「感謝の心」から寛容な心をもつ「赦す心」まで、かけがえのない人生を今以上に幸せに生き、命をつなぐ子供たちが幸せな人生をまっとうできる「まほろば」を実現するエッセンスが詰まった一書です。
[目次]
はじめに
「まほろば」とは
生きる幸せに気づくために
第一章 感謝の心
生み育ててくれた親への感謝を再認識する
私の感謝の源である「ふたりの母」
人として生まれたことはとても素晴らしいこと
辛い現実を、感謝の心で幸せに変える
感謝の心が病の回復を早める
苦難は、自分を育ててくれる「ありがたいきっかけ」
障碍を感謝の心で乗り越え、プラスに転じた人々に学ぶ
命あるものを食べて生きる人間に「いただきます」は必須
日々の暮らしの中に感謝を「発見する」ことが大切
第二章 思いやりの心
思いやるべき対象の存在にすら気がつかない、そこが問題
世界が驚いた終戦直後の日本人の「思いやり」の態度
「自分の命をどうしようと勝手」では思いやりの心が育つはずがない
「気づき」があれば人は変わる~被災地に駆けつけた若者たち~
物や金を与えることだけが「思いやり」ではない
思いやりとは、慈悲喜捨の心
思いやりのある子に育てたいなら、夫婦円満に
第三章 敬う心
粗探しをやめ、人の良い部分にスポットを当てる
廃れつつある美しい師弟関係には学ぶべきものがたくさんある
目下の人に敬意を持てる謙虚な人間こそ、幸せになれる
実るほど、頭を垂れる稲穂かな~私がお会いしたトップの方々~
丁寧な言葉遣いは、円満な人間関係の秘訣
市川猿之助さんに学んだ「人を立てる」ということ
なさぬ仲の嫁姑関係には、互いの「敬いの心」が絶対必要
第四章 詫びる心
9対1で相手が悪くても、まず1を謝る
お詫びの場面で人の「器」がわかる
私の失敗を我が過ちとして詫びてくれた兄弟子たち
汚れた衣類を洗濯するように、汚れた心はお詫びで洗う
口は災いのもと。失言に気づいたら速やかにお詫びを
詫びるという行為で、罪を犯した人間の心は救われる
叱ってくれる相手には、感謝の心を持って詫びよ
第五章 赦す心
赦せない自分自身を赦す
時間が「赦す心」を与えてくれることもある
「忠臣蔵」ではなく「随喜善」の精神が平和をもたらす
赦しと同時に、腹立ちを鎮める自制心が必要
いじめを受けた子に赦しをどう教え、乗り越えさせるか
おわりに
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著者略歴
[担当からのコメント]
「良薬は口に苦し」といいますが、本書で挙げられる「五つの心」について苦い経験を持つ方は少なくないのではないかと思います。本書の中にある智慧と実践は、じわじわと効いて気づけば良くなっている漢方薬に似ています。本当の心の豊かさを得るための良薬として、ぜひ多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
安田暎胤(やすだ えいいん)
昭和13年岐阜市生まれ。昭和25年12歳で出家し、薬師寺に入山。橋本凝胤師の薫陶を受ける。昭和37年龍谷大学大学院修士課程修了。昭和38年宗教者平和使節団員としてローマ法王との謁見を始めヨーロッパ各地の宗教者と懇談。昭和39年名古屋大学学術調査隊員としてアフガニスタンを踏査。昭和42年薬師寺執事長就任、高田好胤管長とともにお写経勧進による伽藍復興に尽力する。平成10年に薬師寺副住職、平成15年から薬師寺管主となる。著書に『玄奘三蔵のシルクロード』全4冊(東方出版)、『この道を行く』(講談社)、『人生の四季を生きる』(主婦と生活社)、『まごころを生きる』(大法輪閣)など。
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