正岡子規の動物俳句分類──見て、聞いて、愛した生き物たち
(著) 長尾壮七
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―犬から河童まで。子規の詠んだ動物たち―
俳句界のみならず、日本の近代文学に多大な影響を及ぼした正岡子規。その34年の人生において2万から3万もの俳句を残したとも言われているが、果たしてその俳句の中で動物に関する句はどの位あるのだろうか・・・。獣医師でありながら俳人でもある著者は、その純粋かつ壮大な疑問に真っ向から立ち向かう。ーー本書は、子規の膨大な数の俳句の中から、動物に関する句を哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類に分けた上で、その種類や数を丁寧にまとめた一書である。またそれぞれの動物の歴史や特徴に加え、動物と俳句に精通する著者が選んだ印象的な子規の俳句を掲載。日本を代表する俳人・正岡子規と動物の深い関連性がいま明らかになる。
[目次]
序章
第一章 哺乳類
第二章 鳥類
第三章 爬虫類
第四章 両生類
第五章 魚類
終章
参考文献
著者略歴
[担当からのコメント]
本書を読むと、正岡子規が残した俳句の中には、意外にも非常に多くの動物が登場するということに驚くとともに、動物の姿を詠んでいながら、人の心情がより鮮やかに感じられることもある俳句の面白さを感じます。子規の作品を味わいつつも、その歴史や特徴を通して数々の動物に親しんで頂ければ嬉しく思います。
[著者略歴]
長尾壮七(ながお・そうしち)号 長尾七馬(ながを ななめ)
1930年 福島県郡山市生まれ、獣医師
日本大学名誉教授 獣医学博士
日本ペット&アニマル専門学校校長
俳句会杜鵑花同人
動物文学会会員
ズーラシア・ボランティア(横浜動物園)
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