ひなちゃんとお兄ちゃん:昔なつかしいお話
(著) 工藤菊畝
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[商品について]
―心の奥にある、小さな広場の日溜りにいるふたり―
パン屋さんの娘でとっても絵が上手なひなちゃんと、大きなけやきの下の一軒家に住む工作が上手なお兄ちゃん。仲が良いふたりは、ひなちゃんの絵を幻灯機で映したり、影ふみをして遊んだり、夏休みの宿題をしたりと、移りゆく季節の中で今日も笑顔で飛び回っています。ときには風邪をひいて元気がなかったり、水槽の金魚になってしまう夢をみたり、子どもながらにいろいろありますが、ふたりはとても大切な時間を過ごしているのです――。
ひなちゃんとお兄ちゃんのふたりの日々を通じて、だれの心のなかにもある懐かしい情景を詩情豊かに描いた、心あたたまる物語。
[目次]
金 魚
幻灯機
病 気
てんとう虫
雨
夕 立
十五夜
初冬の林で
初 雪
おひな祭り
終業式
著者略歴
[出版社からのコメント]
鮮やかな日差しの夏の日や、静かに雪が降り積もる冬の日など、子どものころに当たり前のように感じていた世界。忙しい日常の中でしまい込んでしまっているだけで、きっと心の奥底には残されているその鮮やかな情景に、本書の中で出会っていただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
工藤 菊畝(くどう・きくほ)
現在小金井市在住。画家、詩人。
東洋美術学校卒業後、絵画・文章などにおいて表現活動を行い、
現在は個展、詩の朗読、音楽などにおいて活動中。
■主な活動
1999年 画文集『高い塔の住人』(求龍堂)出版
2003年 文藝春秋画廊 個展
2003年 銀座小野画廊 企画展
2004年 京橋小野画廊 企画展
2004年 朝日アートギャラリー朝日A点出展
2005年 京橋小野画廊 企画展
2006年 新風舎より『夜の住人』を出版
2017年 京橋椿画廊 個展 水辺の静寂
2019年 京橋椿画廊 個展 舞い降りるもの
2019年 銀座純画廊 個展 舞い降りるもの
2020年 22世紀アートより電子書籍『夜の住人』
2020年 22世紀アートより電子書籍『舞い降りるもの:絵と言葉の本』
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