鳥の目・虫の目・子どもの目 : ヒロちゃんの子育て自然観察ガイド
(著) 酒井浩
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――モンシロチョウは紫外線が見えることで雄雌を識別することができますが、紫外線を反射するのは次のどちらでしょうか。
1.雄、2.雌
正解は、本書「見える世界・聴こえる世界が違う」をご覧ください。
自然観察会に参加する子供も大人も、観察会が終われば生き生きとした表情になる。きっと自然には私たちが本来持つ人間性を回復させてくれる力があって、そしてそれは子どもの発達に寄与するに違いない――そうした思いから、教員生活を終えた著者は自然観察会やワークショップに専念する。カンムリカイツブリという野鳥から学ぶ子育て、植林の手伝いで訪れたモンゴルで子供たちと行ったワークショップ、背の低い子供ならではの目線から見える自然の世界など、様々な姿で「子の育ち」にとって大切なことを教えてくれる自然とのつき合い方を写真と文章で紹介した「自然から学ぶ」ための観察ガイドブック。
[目次]
はじめに
Ⅰ 写真で観てみよう
1 子育て原理をカンムリカイツブリから学ぶ
2 モンゴルの村で出会った子どもたち
3 森の子どもたち
4 子どもと楽しみたい自然
Ⅱ
1 子育て原理をカンムリカイツブリから学ぶ
2 モンゴルの村で出会った子どもたち
○ 村の子どもと植林作業
○ モンゴルの村の小学校を訪れた
○ モンゴルの村の校長先生の願い
3 森の子どもたち
○ 子どもの目線から教えられたこと
○ ちびっ子、雨の森で躍動す―野外保育サークルで見た光景―
○ 秋田初の「森のようちえん」を訪れた
○ 公園で出会ったすてきな親子
○ 17年目のホタル観察会
○ 中学生と地域の自然について語り合う
○ どっこいヤマタヌキランは生きている
○ 雪原は子どもたちの最高の遊び場
○ 第1回釣りキチ三平の里子ども自然体験塾にて
4 子どもと楽しみたい自然
○ オトシブミという生き方
○ 冬の野山は楽しいぞ
○ 見える世界・聴こえる世界が違う
○ 自然観察会を自然と触れるきっかけに
○ 赤色の誘惑
○ 一年中見られるキツツキの仲間
○ 歌って楽しむ自然観察「繭の抜け殻3兄弟」
○「目の不自由な方との自然観察会(ネイチュア・フィーリング)」にて
○ 「種子」という命のカプセル
○ 自然観察会に参加しよう
○ 子どもとどう関わったらよいの?
○ 子育てで思うこと
○「自然の持つ豊かさに気づく目」を育むために
○ バッタよ、なぜそんな姿に~夏の怪奇現象?
○ リス(ニホンリス)を追いかけて
○ 視覚支援学校の子どもたちにネイチャーガイド
○ 「親子自然体験」「子ども自然体験」は、子育ての場となる
おわりに
追記
息子よ 卒業おめでとう
参考文献
著者紹介
[出版社からのコメント]
かつては自然の中で当たり前に体験することができた自然からの学びは、都市化が進む現代社会では意識して行わなければ得られないものになりつつあります。だからこそ大人は、(自分も含めて)子供たちをもっと自然の中に連れ出す必要があるのだろうと思います。ぜひ本書と共に、偉大で豊かな自然の世界に足を向けてみては如何でしょうか。
[著者紹介]
酒井 浩(さかい・ひろし)
ニックネーム Mr.トリック
「森のようちえん」っ子からは「ヒロちゃん」と呼ばれる。
1957年横手市増田町生まれ
元公立小学校長
現在 増田ネイチャークラブ(MNC)代表
森林インストラクター
横手市観光エキスパート
秋田県森の案内人協議会副会長 などを務める。
現職時代からボランティアで自然観察会ガイドを務め、現在は、自然観察会、ワークショップ、講演会などを活発に進めている。連絡先は、メールアドレス hirotora589@gmail.com
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