南からの世界史:北に覆われた南の浮き沈み:改訂版

(著) 佐々木寛

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作品詳細

[商品について] ――紀元前一五〇〇年に起こり、アフリカの鉄器文化の源流であるクシュの国は、エジプトでは何という名前で知られていたでしょうか。 1.コンゴ、2.ヌビア、3.ギニア 正解は、本書「第4章 南の輝ける王国時代」をご覧ください。 高校の教科である「世界史」は、日本独自の試みとして世界でも類を見ない学科である。しかしながら日本の「世界史」は、依然として西洋と中国を中心とした大国、強者中心の歴史が主流であり、未だあるべき「世界史」とはなっていない。その根底には、ヨーロッパ文化が現代文化の中心であるという認識が存在している。本書では、そうした従来の西洋中心・北中心の歴史認識から脱却し、複眼的な世界史理解に至るための一助として、従来の世界史から取り残された南の地域、アフリカ、東南アジア、オセアニア、ラテンアメリカの四地域の歴史を取り上げていく。人類の歴史としての真の「世界史」観を育むうえで格好の一書となっている。 [目次] はじめに 丨世界史のあり方について丨 第1章 人類の誕生 第2章 南への移動と定住 第3章 農耕のはじまり 第4章 南の輝ける王国時代 第5章 ヨーロッパによる南の侵略・征服 第6章 南の目覚め 丨独立とナショナリズム丨 第7章 南の現在 第8章  南の前途 補章 世界における戦争違法化の歩み 参考文献 著者プロフィール [担当からのコメント] 日本の歴史認識は長らく中国中心であり、明治以降は西洋中心となりましたが、何れにしてもグローバル化が進む現代においては片手落ちと言わざるを得ない見かたになっているのではないかと思います。新たな視点で歴史を振り返り、それを未来へと還元していく一助として、本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。 [著者プロフィール] 佐々木 寛(ささき ゆたか) 1937年、満州・安東市に生まれる。 東京教育大学文学部東洋史専攻修士課程卒業。都立上野高校教諭・都立足立西高校教頭、目白学園高校教諭、目白大学講師などを歴任。

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