夜をあゆむ:聞いて、悩んで、児童に寄り添った60年
(著) 安部利一
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[商品について] ―それでも、人はひとりでは生きていけない― 家庭や社会の環境をはじめ、世の中には本人がいくら努力してもどうにもならないことがたくさんある。そうした環境の中で社会的に弱い立場の人々――特に子どもたちは、自ら声を上げることもできず苦しんでいる。本書は、60年にわたり児童福祉の仕事に携わってきた著者が、児童相談所やスクールカウンセラーを通じて関わってきた様々な境遇の子どもたちの声とともに、弱者を支え続けたその足跡を振り返った回顧録である。恵まれない人々や子どもたちが希望を持って生きられる、そんな社会への願いが込められた一冊。 [目次] まえがき 第一部 児童に出会うまで 奥出雲に生まれて 目の事故で障がいを持つ 目のために性格が屈折 社会的弱者に目を向ける 失恋を契機に人間を学ぶ 第二部 児童相談所勤務時代 体当たりのカウンセリング 松江には所長が二人いる 初めての読書 ランプの家と座敷牢 「あんたも苦労してきたんだね」 「先生、私結婚する」 一人二役のメリット 第三部 スクールカウンセラーの日々 小学生の心の声 中高生の矛盾と葛藤 第四部 地域などでの関わりから ひふみ会 花火大会と妻の思い出 おわりに 著者略歴 [出版社からのコメント] 差別や偏見を持たずに生きて行くということは、どの様な人であっても容易なことではありません。本書の中にあるのは、そんな容易ではない生き方をしてきた人生です。そして社会の歪みの中で声なき声を上げている人々の姿です。私たちは如何に生きていくべきか、私たちの社会は何を目指すべきなのか、ぜひ本書を通じて考える時間を持っていただければ嬉しく思います。 [著者略歴] 安部 利一(あべ・りいち) 1939年、島根県仁多郡奥出雲町横田にて出生 1961年、島根大学教育学部卒業。島根県立保育専門学院助手 1963年、島根県出雲児童相談所勤務 以降県内各児童相談所を歴任、1999年、退職 現在、島根県教育委員会嘱託スクールカウンセラー 医療法人「松ヶ丘病院」非常勤 「おちハートクリニック」非常勤 「島根県立石見高等看謹学院」非常勤講師 臨床心理士、日本臨床心理士会所属 島根県益田市在住
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