日本の命運 : 戦後の日本経済史

(著) 本間栄三郎

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作品詳細

[商品について]
――1971年のニクソン大統領の宣言によって終焉を迎えたものは、次のどれでしょうか。
1.ブレトンウッズ体制、2.スミソニアン体制、3.キングストン体制
正解は本書「第二章 戦後の日本経済発展の過程」をご覧ください。
失われた30年と言われる現在の日本の経済は、いかにして形作られてきたのか。その淵源は、第二次世界大戦よりさらに以前に遡ることができる。本書は日本経済の流れを、1875年の江華島事件を発端とした日本と朝鮮の軍事衝突から始まり、第二次世界大戦における敗戦、戦後の朝鮮特需がきっかけとなった高度成長、そしてバブル崩壊と、大きな視点で振り返る。それにより現在の日本経済の立ち位置を歴史的に浮き上がらせ、その上で、今まさに抱える、人口減少、所得格差などの課題の意義を明らかにし、日本社会に警鐘を鳴らす。新型コロナウイルスが猛威を振るい、日本経済にさらなる打撃を与え、今後の先行きが見えづらい今読まれるべき1冊。

[目次]
序 章
第一章 第二次世界大戦
概 説
一 アジアの戦争
二 終戦
三 一つの世界
四 占領統治そして独立
五 冷戦
第二章 戦後の日本経済発展の過程
概 説
一 戦後の復興期
二 高度成長期(一九五四~一九七三年)
三 安定成長期(一九七四~一九九〇年頃)
四 長期低成長期(一九九〇年~)
第三章 日本経済の課題
一 人口減少
二 格差社会
三 産業構造の変化
四 財政の現状と金融政策
追記 コロナ禍の対応
おわりに 日本の命運
参考文献
著者略歴

[担当からのコメント]
本書は、第1章と第2章において、日本経済における重要なトピックを軸に、江華島事件以降の歴史が整理されます。その際、各章・各節は基本的に歴史の用語がタイトルとなっており、日本経済の歴史を復習するうえでも、非常に便利な構成です。歴史を学びながら、現在の日本経済の構造・問題点に対する感度も鍛えられる1冊です。

[著者略歴]
本間 栄三郎(ほんま えいざぶろう)

1937(昭和12)年、新潟県佐渡市に生まれる
学歴/佐渡高校卒業、横浜国立大学経済学部卒業
職歴/新潟県教育長、新潟県出納長、佐渡汽船会長、新潟NGOネットワーク理事長、新潟青陵学園常務理事

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