知れば知るほど面白い「隼人塚」史跡──その歴史と石造遺物の魅力
(著) 藤浪三千尋
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――平成3年、国の史跡「隼人塚」がある鹿児島県隼人町で新たに四天王石像が見つかりましたが、その場所は次のどれでしょうか。
1.町役場の倉庫、2.資料館の庭、3.道路の下
正解は、本書「一、諸資料文献より見た隼人塚の変遷」をご覧ください。
鹿児島県霧島市隼人町にある国の史跡であり、石造遺物や美術工芸品、また建築物としても価値の高い隼人塚。本書は、隼人町で生まれ育ち、郷土の歴史を研究する中で隼人塚に関心を寄せてきた著者が、貴重な写真や図表、文献、地図など様々な資料を渉猟しながら、地元ならではの目線で隼人塚の実像に迫った作品である。隼人塚石塔に彫り出された四方仏や史跡としての隼人塚の変遷、四天王像の復元への試みなど、隼人塚の歴史と魅力と歴史が詰まった一冊になっている。
[目次]
はじめに
一、諸資料文献より見た隼人塚の変遷 ――主に石塔・石像の面から――
二、隼人塚石塔に見られる四方仏について
三、隼人塚の四天王石像について
四、隼人塚と正国寺の関係について
五、正国寺石仏と隼人塚
六、平安時代末の宗教動向と隼人塚
七、最後に
参考文献・資料
〈著者紹介〉
[出版社からのコメント]
本書で取り上げられている隼人塚は、JR日豊本線・隼人駅のすぐ傍にある国の史跡で、かつてはクマソ・ハヤト征伐に関する「史跡」とされていましたが、様々な調査によって現在では仏教遺跡であると言われています。とはいえ、まだまだ残されている隼人塚の謎と魅力を、どうぞ本書を通じて存分にお楽しみください。
〈著者紹介〉
藤浪 三千尋(ふじなみ・みちひろ)
1947年、鹿児島県隼人町に生まれる。
1966年、高校卒業後上京、大学を経て某民間会社にて編集業務担当。
1980年、都合により帰郷。
1981年、隼人町立歴史民俗資料館に文化財保護指導員として勤務。
現在、隼人町教育委員会生涯学習課文化係長。
学芸員有資格
鹿児島地名研究会会員、南九州古石塔研究会理事、隼人町史談会会員
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