尾張藩の所付代官(ところづきだいかん)人名録――地方政務を担った141人

(著) 澤柳倫太郎

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[商品について]
―尾張藩地方公務員141人、人生こもごも―
尾張藩は、手代任せで贈収賄の横行など腐敗の温床となっていた地方支配体制を改革すべく、天明農政改革の重要な施策として「所付代官」を設置した。領内の12の要衝地に置かれた代官所に駐在した所付代官たちは、管轄の蔵入地の年貢徴収・宗門改めや、蔵入地・給地を問わず村触れの伝達・訴訟など様々な地方政務を担当した。本書は、尾張藩の記録をはじめとする諸資料を渉猟し、天明元年から明治維新までの100年間で確認された141人の所付代官について、それぞれの出自や経歴、伝えられる業績やエピソードを盛り込んだ人名録である。近世尾張藩所付代官の研究や、尾張・美濃地域史の研究に資する画期的な労作。

[目次]
はじめに
【あ】
茜部三十郎 相嘉
朝田藤三郎
朝田小太郎
天野勘太夫
新井宇兵衛
荒尾喜蔵
【い】
飯沼定右衛門
石川小兵衛
石川常十郎
石原善吾
磯貝武右衛門
磯村弥八郎
磯村庄兵衛
井田忠右衛門
市瀬東七郎
一色庄左衛門
【う】
上田喜兵衛
上田源助
上田伴右衛門
碓氷清八郎
【お】
太田文左衛門
太田萬太郎
大森庄九郎
岡崎新吾
岡崎弥兵衛
小笠原九郎右衛門
小笠原九郎右衛門
岡清右衛門
岡田喜太郎
岡寺孫十郎
奥平藤左衛門
奥田伝蔵
尾崎友次郎
織田孫七
織田大助
織田大作
小山七郎兵衛
小山清兵衛
小山清次郎
【か】
各務十右衛門
加藤久右衛門
加藤九郎右衛門
加藤仁右衛門
金森市之進
金森五郎兵衛
神間茂平
川崎加一郎
河原一太郎
神田喜三郎
【き】
橘田長七郎
木村亀三郎
【く】
久世藤右衛門
【こ】
小池清右衛門
児玉定一郎
【さ】
斎藤珎平
斎藤弥五六
酒井七左衛門
櫻木助右衛門
篠岡平右衛門
澤 園兵衛 重格
【し】
下方弥七郎
白井逸蔵
進 四郎左衛門
神野順蔵
【す】
須賀井重太郎
須賀井兵一郎
杉浦七左衛門
杉山三郎兵衛
鈴木仙蔵
鈴木彦助
住山新八
【そ】
園田荘次郎
【た】
高田意六
高野又太郎
竹居藤五郎
谷川和七
【ち】
千村三四郎
【つ】
津金理兵衛
月ヶ瀬善次郎
蔦木丹左衛門
蔦木猪兵衛
角田新左衛門
【と】
東條七四郎
土肥定左衛門
【な】
中川彦三郎
長坂萩助
【に】
西村源兵衛
【の】
野垣源兵衛 植久
【は】
馬場九八郎
馬場養助
林斧十郎
半田小兵治
【ひ】
樋口又兵衛 好古
平川善十郎
平野弥三左衛門
廣瀬傳三郎
【ふ】
深澤新平
藤江冨三郎
【ほ】
本多勘蔵
本多三四郎
本間初三郎
【ま】
牧野鍬蔵
正木文蔵
松井武兵衛
松平竹蔵
松田庄太夫
松原三右衛門
松原又右衛門
真鍋茂太夫
【み】
三沢喜右衛門
水谷茂左衛門
水野権平 正恭
水野平右衛門 正模
水野篤助
水野竹太郎
御友角次郎
箕浦与右衛門
三村平六
【む】
村上只右衛門
村瀬新十郎
村瀬八郎右衛門
【め】
毛受仙左衛門
【も】
本杉為三郎
森田七右衛門
森村儀左衛門
森本藤七郎
【や】
八尾吉太夫
矢野藤助
矢野藤九郎
矢野錠太郎
山内瀧江
山田貫一郎
山田東一郎
山本平太夫
【ゆ】
弓場勘三郎
【よ】
横内半兵衛
吉田次郎吉
吉田助次郎
寄田清太夫
【わ】
渡辺源六郎
渡辺次郎兵衛
典拠・参考文献
資料 尾張藩の所付代官
おわりに
著者略歴

[担当からのコメント]
学生時代は歴史の授業が退屈だったという方もいるかも知れませんが、本書は教科書にある歴史の文字の向こうにはその時代を生きた人の数だけ人生がある、ということを改めて教えてくれる作品になっています。尾張藩の農政を支えた141人、その人生をじっくりとご堪能ください。

[著者略歴]
澤柳 倫太郎(さわやなぎ りんたろう)

1938(昭和13)年、長野県飯田市に生まれる。1962(昭和37)年10月、愛知県警察官拝命。中部管区警察局一宮高速道路管理官、稲沢警察署長、西尾警察署長、愛知県警察地域部参事官兼通信指令課長を歴任。1997(平成9)年、愛知県警察を定年退職。元瀬戸・尾張旭市郷土史研究同好会副会長。名古屋郷土文化会会員。元尾張旭市文化財保護審議会審議委員。主な編著書『清州代官澤園兵衛重格二百年祭』『清州代官澤園兵衛重格―鳴見代官から普請奉行に』『清州代官澤園兵衛の子孫』『瑞穂警察署四十年史』『三河地震と警察活動』『全国澤柳姓のルーツ』等。
住所 愛知県尾張旭市

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