英語の歴史:イングランド発全世界へ
(著) 浜島敏
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――アメリカ英語の「boss」は、元々はどの国から入って来た言葉でしょうか。
1.フランス、2.ドイツ、3.スペイン
正解は、本書「26 世界の英語」をご覧ください。
ヨーロッパの他の言語と比べて語彙数が多く外来語も多い英語は、外国人だけでなくアメリカ人やイギリス人にとっても学ぶのに苦労を伴う言語である。本書は、英語独特の規則や語感の違いなど、様々な疑問を英語の歴史を通じて見つめながら、英語史という視点から英語文化をより深く理解することができる新しい英語入門書である。イギリス英語やアメリカ英語だけでなく、アジアやアフリカなど世界に広がる英語を知るうえでも格好の一書となっている。
[目次]
序
第一部 英 語 以 前
1 言語
2 言語の起源
3 言語の研究
4 文字の歴史
5 言語の分類(形態)
6 言語の構造(親族関係)
7 インド・ヨーロッパ語族
8 ゲルマン語
9 ケルト・ローマ時代
第二部 古 英 語 時 代 (450-1150)
10 アングロ・サクソン侵入
11 ラスウェル・クロス
12 デーン人の侵入
13 『ベーオウルフ』
第三部 中 英 語 時 代 (1150-1450)
14 ノルマン征服
15 『ピーターバラ年代記』
16 英語の復活
17 『オックスフォード条令』
18 『カンタベリー物語』
第四部 初期近代英語時代 (1450-1700)
19 『エネイドス序文』
20ティンダル訳『新約聖書』
21 『ヴェニスの商人』
22 『楽園喪失』
第五部 後期近代英語時代 (1700-)
23 『英語辞書』
24 現代の英語
25 英語の未来
26 世界の英語
27 『オックスフォード英語辞書』の使い方
付録
1 GLOSSARY
2 英語史地図
3 英語史年表
[担当からのコメント]
同じ意味でも使われ方や印象が異なる単語は日本語にもたくさんありますが、外国語学習でそうした言葉を理解するのは非常に大変です。しかしそうした言葉を学ぶことで、その言語の持つ文化を理解して、より豊かな言語表現を身につけることができるのではないかと思います。本書を通じて、英語という言語の文化を楽しみながら理解し、学んでいただければ嬉しく思います。
【著者紹介】
浜島敏(はまじま・びん)
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