災害と防災「想定外」では済まない現実と人類の採るべき道 : 土砂・洪水災害、地震・津波災害、原発災害

(著) 志岐常正

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作品詳細

[商品について]
――明治の頃にオランダから来日し河川の治水、整備に大きな尽力をしたデレーケは、日本の川について、何と形容したでしょうか。
1.噴水、2.滝、3.池
正解は、本書「Ⅱ―5 河川災害」をご覧ください。
2011年に発生した東日本大震災、そしてこれに伴う福島原子力発電所の事故では、様々な「想定外」によって被害が拡大した。何故そのような想定外が発生するのか――、それはこれまでの防災議論に決定的な「盲点」があったからである。本書は、そうした問題意識をもとに、防災地質学の専門家である著者が、災害要因を自然的素因、自然的直接因、社会的素因、社会的直接因に分けた上で、防災についての本質的な議論を可能にする考え方を分かりやすく解説した作品である。防災に関わる方はもちろん、災害を憂う全ての方に一読いただきたい一書となっている。

[目次]
はしがき
Ⅰ 災害とは何か――自然の激動と社会の災害――
Ⅱ いわゆる自然災害 その実態――山から平野へ、海まで――
Ⅱ―1 自然災害――定義と基本的性格
Ⅱ―2 極端気象現象と災害
Ⅱ―3 土砂災害
Ⅱ―4 地盤災害
Ⅱ―5 河川災害
Ⅱ―6 火山災害
Ⅱ―7 地震災害
Ⅱ―8 津波災害
Ⅱ―9 考えられる最大の超巨大自然災害
Ⅲ 社会的要因による災害(人災)
Ⅲ―1 ダム災害
Ⅲ―2 火災
Ⅲ―3 原子力――原発事故災害
Ⅲ―4 戦争、紛争
Ⅳ 災害論 何をどう考える――災害の進化、現代の災害――
Ⅳ―1 何が起こっているか
Ⅳ―2 歴史に見る文化・文明の発展と災害
Ⅳ―3 今の災害の起こり方
Ⅳ―4 社会の劣化――「不都合な真実」
Ⅳ―5 世界的に進む、防災条件・環境の破壊
Ⅴ 防災 何をどうするか
Ⅴ―1 考える、その手続きの反省
Ⅴ―2 できることがあるでしょう
Ⅴ―3 防災体制と日本社会の構造の見直し――諸問題
Ⅴ―4 防災科学における〝専門馬鹿〟、〝想定外〟問題の克服について
Ⅴ―5 戦争を起こさない
Ⅴ―6 日本をどうする
Ⅵ おわりに――文明の自滅を避ける道
補記2018年7月~9月の災害
用語・語彙の説明
著者略歴

[出版社からのコメント]
甚大な被害を引き起こした自然災害についてのニュースを目にすると、思わず「防災」という言葉が無意味なもののように感じてしまうこともあります。しかし、本書で前提されている災害要因の4分類の考え方は、防災について悲観的になる必要はないことを教えてくれます。ぜひ本書を読んで、防災について一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

【著者略歴】
志岐 常正(シキ ツネマサ)
1929年生まれ。京都大学名誉教授。

専門:堆積・海洋・防災地質学・国土問題学
著書:『北部フィリピン海の地質』東海大学出版会(編著、英文)、『ツナミアイト』エルゼビア社(共編著、英文)、『人間生存の危機』法律文化社(共編著)、『堆積学辞典』朝倉書店(共編著)、『現代の災害と防災――その実態と変化を見据えて――』本の泉社(編著)、その他。
[商品について]
――明治の頃にオランダから来日し河川の治水、整備に大きな尽力をしたデレーケは、日本の川について、何と形容したでしょうか。
1.噴水、2.滝、3.池
正解は、本書「Ⅱ―5 河川災害」をご覧ください。
2011年に発生した東日本大震災、そしてこれに伴う福島原子力発電所の事故では、様々な「想定外」によって被害が拡大した。何故そのような想定外が発生するのか――、それはこれまでの防災議論に決定的な「盲点」があったからである。本書は、そうした問題意識をもとに、防災地質学の専門家である著者が、災害要因を自然的素因、自然的直接因、社会的素因、社会的直接因に分けた上で、防災についての本質的な議論を可能にする考え方を分かりやすく解説した作品である。防災に関わる方はもちろん、災害を憂う全ての方に一読いただきたい一書となっている。

[目次]
はしがき
Ⅰ 災害とは何か――自然の激動と社会の災害――
Ⅱ いわゆる自然災害 その実態――山から平野へ、海まで――
Ⅱ―1 自然災害――定義と基本的性格
Ⅱ―2 極端気象現象と災害
Ⅱ―3 土砂災害
Ⅱ―4 地盤災害
Ⅱ―5 河川災害
Ⅱ―6 火山災害
Ⅱ―7 地震災害
Ⅱ―8 津波災害
Ⅱ―9 考えられる最大の超巨大自然災害
Ⅲ 社会的要因による災害(人災)
Ⅲ―1 ダム災害
Ⅲ―2 火災
Ⅲ―3 原子力――原発事故災害
Ⅲ―4 戦争、紛争
Ⅳ 災害論 何をどう考える――災害の進化、現代の災害――
Ⅳ―1 何が起こっているか
Ⅳ―2 歴史に見る文化・文明の発展と災害
Ⅳ―3 今の災害の起こり方
Ⅳ―4 社会の劣化――「不都合な真実」
Ⅳ―5 世界的に進む、防災条件・環境の破壊
Ⅴ 防災 何をどうするか
Ⅴ―1 考える、その手続きの反省
Ⅴ―2 できることがあるでしょう
Ⅴ―3 防災体制と日本社会の構造の見直し――諸問題
Ⅴ―4 防災科学における〝専門馬鹿〟、〝想定外〟問題の克服について
Ⅴ―5 戦争を起こさない
Ⅴ―6 日本をどうする
Ⅵ おわりに――文明の自滅を避ける道
補記2018年7月~9月の災害
用語・語彙の説明
著者略歴

[出版社からのコメント]
甚大な被害を引き起こした自然災害についてのニュースを目にすると、思わず「防災」という言葉が無意味なもののように感じてしまうこともあります。しかし、本書で前提されている災害要因の4分類の考え方は、防災について悲観的になる必要はないことを教えてくれます。ぜひ本書を読んで、防災について一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

【著者略歴】
志岐 常正(シキ ツネマサ)
1929年生まれ。京都大学名誉教授。

専門:堆積・海洋・防災地質学・国土問題学
著書:『北部フィリピン海の地質』東海大学出版会(編著、英文)、『ツナミアイト』エルゼビア社(共編著、英文)、『人間生存の危機』法律文化社(共編著)、『堆積学辞典』朝倉書店(共編著)、『現代の災害と防災――その実態と変化を見据えて――』本の泉社(編著)、その他。

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