風景が変わっても、この町は御船とともに生き続ける[東日本大震災記録写真集]
(著) 小峰好雄
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―この記憶は、祭りと共にいつまでも残っていく―
東日本大震災による地震と津波に襲われ、大きな打撃を受けた茨城県北茨城市大津町。これまで大きな災害もなかった大津の町は、津波によって家々が破壊され、港の岸壁には漁船が打ち上げられ、漁網が浜通りまで流されていた。本書は、人々の生活に大きな傷跡を残した震災の記録を残すと共に、復興への思いを込めて、この地に長く伝わってきた佐波波地祇神社の例大祭である「常陸大津の御船祭」の2009年斎行と祭事、船の建造の様子をカメラに収め、写真集としてまとめた作品である。後世に残すべき記憶と明日を信じる人々の希望が詰まった一書となっている。
[目次]
御船祭
海上渡御
宵祭り
本祭り
祭事船の建造
御船祭りの軌路
昔のお船
そして、3月11日 午後2 時46 分
在りし日の六角堂
天皇来市
盆船流し
港祭
ボランティア活動
船のクリスマス
大津地区平面図
常陸大津の御船祭 令和元年5月2日〜3日
あとがき
[出版社からのコメント]
東日本大震災から10年が過ぎようとしている今、私たちはコロナウイルスという新たな災厄に直面しています。しかし震災のときに多くの人が心をひとつにして困難に立ち向かったことを、私たちの中には未だ強い記憶として焼ついています。再び困難を乗り越え、前へ進もうとする意志を思い出すための一助として、本書が多くの方のお力になれば嬉しく思います。
【著者紹介】
小峰好雄(おみね・よしお)
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