逃げる男: 活版印刷の祖・本木昌造
(著) 江越弘人
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[商品について]
江戸時代末期の混沌としていた時代、長崎県を舞台に、外来語の通訳を生業にしていた本木家、その本木家へ養子に出された「晶造」。「生きるため」「自由のため」あらゆる事柄から逃げてきた「本木晶造」。それと同時期に存在した、奇怪な人生を遂げている「荒木晶三」。この人物はいったい何者なのか・・・
著者が実在した「本木晶造」の文献を基に、当時長崎で起きた事件などを背景にし、数奇な運命を歩んだ2人の「しょうぞう」の共通点や違いを検証した本書。
はたして、2人の「しょうぞう」は違う人物なのか、はたまた同一人物なのか!
ここで問題です。
長崎・堺・京都・江戸・大坂の大商人に価格の決定と購入を独占させたことをなんと言うでしょう?
①糸割符
②糸貿符
③貿割符
答えは「貞享令 と 抜荷事件」の文章中にあります。
「しょうぞう」の人生と共に、長崎の歴史も垣間見ることができる1冊です。
[出版社からのコメント]
歴史上の人物や、その当時の事件を扱う書籍は、その当時の書物があることも大事ですが、その書物が、どのように関連しているのかを読み解くのがとても大事だと思います。
本書は、大量にある書物の中から、著者が「本木晶造」という人物と「長崎の歴史と事件」をとても上手く紐づけされている1冊だと感じます
本書を読んでいただき、歴史の片鱗に触れて頂ければ幸いです。
【著者プロフィール】
江越弘人(えごし・ひろと)
昭和10年 長崎県野母崎町(旧高浜村)で生まれる。
昭和34年 長崎大学学芸学部卒業
昭和34年 長崎県公立学校教員(小学校)
平成8年 定年退職(最終勤務校・長崎市立鳴見台小学校)
主な著書
「子どもが生きる社会科学習」(編共著・明治図書)
「長崎県の歴史物語」(編共著・日本標準出版)
「白帆注進」(共著・長崎新聞社)
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