哲学の時間:「考える力」が必ず身につく15講義
(著) 東風安生
Amazon作品詳細
[商品について]
古代ギリシアから現代に至るまでの哲学の潮流を俯瞰し、現代社会に生起する様々な問題に対する哲学的思考を養うための入門書。
各時代を代表する哲学者の「思考」を学び、演習問題を通してその「思考」を実践しながら、脳死や人工授精、被害者遺族、AIに至るまで、様々な哲学者の思考、多角的な視点で問題を見る目を養うことができる。
「目次]
第1章 哲学
第1回 「哲学とは何か」── 講義を始めるにあたって
第2回 哲学の起源 ── ギリシア哲学とタレスの思想
第3回 人間の探究 ── ソクラテスの思想
第4回 イデア論 ── プラトンの思想
第5回 幸福と中庸;アリストテレスの思想
【演習問題】
第6回 キリスト教と近代科学の誕生
【演習問題】
第7回 古代中国の思想 ── 孔子と儒教
【演習問題】
第8回 民主主義の誕生と自然法、社会契約説
第9回 フランス革命への道 ── ルソーの思想
第10回 カントの批判哲学
第11回 ヘーゲルの弁証法と「自由」意識の進歩
第12回 社会主義思想と功利主義思想
第13回 ヤスパースの「限界状況」とハイデッガ―の「死への存在」
第14回 ハーバーマスの合意形成理論
第15回 西田幾多郎「善の研究」と鈴木大拙
[余録]石川県および金沢市の偉人を尋ねて
第2章 倫理学
第1回 倫理学とは何か ── 講義を始めるにあたって
第2回 科学技術の発達と生命 ── その1
第3回 科学技術の発達と生命 ── その2
第4回 科学技術と自然の関わり
第5回 生命と法律
第6回 テレビ局の記者に賛成の意見
第7回 「寛容」と「生命尊重」について
第8回 「寛容」── その2
第9回 文明の衝突から人類の共生へ
第10回 多文化主義とエスノセントリズム
第11回 AIとその課題
第12回 自分自身の倫理観のつくり方
第13回 日本人の倫理観
第14回 日本人の倫理観 ── その2
第3章 生命倫理学
第1回 科学技術の発達と生命(その1)
第2回 科学技術の発達と生命(その2)
第3回 AIと生命
第4回 生命倫理学の基本的概念(1)── インフォーム・ドコンセント(その1)
第5回 生命倫理学の基本的概念(2)── インフォーム・ドコンセント(その2)
第6回 生命倫理学の基本的概念(3)── パターナリズム(その1)
第7回 生命倫理学の基本的概念 3── パーソン論
第8回 生命倫理学の基本概念(4)── 宗教と生命倫理
第9回 A Iとその課題
第10回 生命倫理を考える基本概念(8)── 医療資源配分(その1)
第11回 生命倫理を考える基本概念 ── 医療資源の配分(その2)
第12回 ケアの倫理
第13回 生命倫理学の基本的概念8 ── 生殖医療について
第14~15回 医療倫理 (医療現場の視点から)
<参考資料>
著者略歴
[出版社からのコメント]
古代ギリシアの哲学者たちの書物を開くと、彼らが現代の私たちと同じ様な問題に直面し、最高峰の頭脳を駆使して解決を模索したことが見て取れます。本書には、その最高峰の頭脳の結晶が詰まっており、ページを開くだけでその神髄に触れることができます。私たちは小さな存在ですが、巨人の肩に乗ることによって、はるか遠くを見通せる様になっています。一人でも多くの方に本書を活用していただき、問題解決の一助となることを願ってやみません。
【著者プロフィール】
東風安生(こち・やすお)
1962年 東京に⽣まれる。
1984年 早稲⽥⼤学第⼀⽂学部卒業。
1999年 東洋⼤学⼤学院⽂学研究科教育学専攻修了。
2017年 昭和⼥⼦⼤学⼤学院博⼠課程修了、博⼠(学術)。
専攻は道徳教育、教育哲学。北陸大学教授を経て、
現在、横浜商科⼤学教授および教職課程センター長。
著書には『寛容を基盤においた⽣命尊重の教育に関する研究』(2018年、冨⼭房インターナショナル)、『1年1組の学級通信』(2013年、⽇本学習図書)、他多数。
新刊情報