早駆け前へ: 気高き若者達の物語

(著) 五木繁則

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作品詳細

「咲き誇る桜花、そして心地よい風、大地の其処此処に萌えいでた若草色の息吹を感じつつ、昭和三八年四月三日、私は高校を一年で中退して、陸上自衛隊生徒教育隊の営門をくぐった。」(本文より)15、16歳にして、懸命に育ててくれた父母や愛する兄弟姉妹、そして我らの郷土を守らんとして、日々つらい訓練に耐えて精進する戦後の少年兵士の青春物語。陸上自衛隊少年工科学校入隊から施設学校建設機械技術科を卒業後実施部隊に至る迄の笑いあり涙ありで描いた傑作自叙伝!

【著者プロフィール】
五木 繁則(いつき・しげのり)
1946年、熊本県で生れる。幼児期と学齢期は主に母の実家の静岡で過ごす。
1967年、第9期陸上自衛隊生徒課程卒業。自衛隊を退職後、劇団青年座俳優養成所を経て、1973年TBS系連続テレビ小説のオーデション合格をきっかけに、俳優として主にテレビを中心に活動する。その後、30歳後半に独学して薬種商となり、現在は漢方薬専門の店を経営している。

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