雪崩屋は語る: サバイバルセオリー
(著) 若林隆三
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「雪山を研究して四十有余年、垣間見えてきた自然界のしくみをここに紹介した。もとより掟破りを好む私は、掟を守れとはいわない。掟を知る。知的世界の広がりに自己規制は要らない。」(本書「あとがき」より)本書は日本雪氷学会の理事、評議員、雪崩分科会長を歴任した著者によるサバイバル雪崩研究書。「雪代」、「雪崩旋風襲う!」、「雪庇の掟」など計4章で構成、雪崩を通して垣間見た自然界の巧妙なしくみを徹底紹介。知的興奮に満ちた一冊!
【著者プロフィール】
若 林 隆 三(わかばやし・りゅうぞう)
1940年京都市生まれ。北海道大学農学部卒業。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。農学博士(北海道大学)。1971年から2年間スイス連邦雪及び雪崩研究所に留学。京都大学助手、北海道大学助手、森林総合研究所防災科長を経て、信州大学農学部教授(1994-2005年)。雪氷学・森林気象学が専門。現在長野県白馬村在住、アルプス雪崩研究所長、長野県林業大学校非常勤講師、国土交通省中部地方整備局防災ドクター。
1973年から日本初、生存救出のための雪崩講習会、研修会活動を始め、文部省登山研修所、日本山岳会、日本勤労者山岳連盟など、全国の登山者、スキー場パトロール、消防などを指導。日本雪氷学会では理事を長く務め、雪崩分科会や雪崩研修会を創始。
著書に『雪崩の世界から』(古今書院)、『雪崩の掟』(信濃毎日新聞社)、『たたかう森』(農山漁村文化協会)。共著・分担執筆に『森林サイエンス』(川辺書林)、『雪国の視座-ゆきつもる国から』(毎日新聞社)など多数。1970 日本雪氷学会平田賞、1997 日本測量協会関東支部論文奨励賞、2000 雪崩災害防止功労者表彰(第1号受賞者・建設省)、2004 日本雪氷学会功績賞、2007 日本雪氷学会北信越支部大沼賞。(1981~2004 旧姓 新田)
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