精神科医が伝えたい「発達障がい」でもだいじょうぶ! アスペルガー症候群・ADHD・うつ状態・引きこもり・家庭内暴力
(著) 端谷毅
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精神科医としてアスペルガー症候群(以下、アスペルガー)やADHDの患者さんたちと日々接している私自身、じつはADHDであり、またアスペルガーでもあります。
気がついたのは、発達障がいの患者さんを診ようと思って勉強を始めたころでした。
「これって、自分じゃん!(笑)」
でも私は、決して自分を恨んでいません。多少の迷惑はかけているかもしれませんが、周囲とも大きな問題なく、まあまあうまくやっていると思っています。
私は、自分がADHDでアスペルガーでもあることを理解するまで、とくに自分の行動に気をつけるようなことは意識していませんでした。
しかし、あらためて振り返ってみると、発達障がいによって苦手になっている部分は多少大目に見ながら、自分の得意な部分を伸ばし、それによってなんとか世の中の役に立つような人生、自分でも価値あると思える人生を歩むことができていると思います。(まえがきより)
【著者プロフィール】
端谷 毅(はしたに・たけし)
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