真実の仁徳天皇: 倭歌から解き明かす古代史の謎

(著) 福永晋三

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作品詳細

「この十数年、万葉集と格闘してきた。それは「大王は神にし座せば水鳥の多集く水沼を皇都と成しつ」(万葉集四二六一)の歌との格闘から始まった。」(本書「はじめに」より)
記紀・万葉集から古今和歌集、小倉百人一首までを行き来し、千数百年ぶりに本当の仁徳天皇を探し当てた「真実の仁徳天皇」のほか、仁徳天皇の身近に存在した女性たちを論じた「鷦鷯取らさね」、万葉集の相聞歌を再考した「忘却せられた絶唱」など計5つの論考を収録。倭歌は歴史事実を詠う——古代史ファン必読の書。

【目次】
Ⅰ 「天満倭」考 「やまと」の源流
Ⅱ 飛ぶ鳥の明日香
Ⅲ 真実の仁徳天皇 香具山に登りて望國したまふ天皇
Ⅳ 鷦鷯取らさね 蔽い隠された皇位継承戦争の悲劇
Ⅴ 忘却せられた絶唱 君が行き日長く成りぬ

【著者プロフィール】
福永 晋三(ふくなが・しんぞう)
昭和27年(1952)生。福岡県出身。國學院大學文学部中国文学科卒業。現在、 東京都立第五商業高校教員。國學院大學中国学会会員。 東アジア比較文化国際会議日本支部会員。
「神功皇后紀を読む会」主宰。

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