句集 枯山の涅槃仏

(著) 塩田冬彦

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作品詳細

〈黄金の枯れ萱纏う涅槃仏〉

スピノザや転生菩薩を主題とし、夏から春へと移ろう四季を詠んだ第二句集。
人生の苦悩を、仏教思想と哲学的思索によって超越的な視点から眺める。

〈夏草や土手に光を托鉢す
ロベ椰子の並木前世の冬の午後
春光眩しき朝のソクラテス
北上の落ち葉を溜むる淀みかな
冬夕焼見ざりて影に鍬下ろす〉

【著者プロフィール】
塩田 冬彦(しおだ・ふゆひこ)

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