吉田松陰の東北紀行
(著) 滝沢洋之
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「松陰は生涯五回の大旅行を経験するが、その旅程が一番長く、また厳しい旅行はこの東北遊紀行ではなかったかと思う。(中略)松陰の何も恐れぬ不屈の精神はこの東北遊行紀行でさらに強化され、その後の松陰の歩みを決定づけ、安政の大獄でわずか三十歳の短い生涯を閉じることになったとは言えないだろうか。」(本書「あとがき」より)倒幕派と幕府派が戦った日本の内戦・戊辰戦争の十七年前、嘉永五年(1852)に二十二歳の吉田松陰は会津を訪れていた。彼の会津訪問の目的と意義は何だったのか——本書はその謎に迫るため、松陰と同じ冬に会津の道を歩き、松陰の思想と行動に触れる旅をした著者による「松陰と歩く東北紀行」。松陰ファン、幕末ファン必見の書!
【著者プロフィール】
滝沢 洋之(たきざわ・ひろゆき)
福島県立会津女子高等学校教諭
会津若松市史編さん委員
主な著書
『会津の寺』(共著)
『会津嶺吹雪』(共著)
その他、会津地方の町村史の民俗篇担当、執筆
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