希望する人の夢:「エスペラント」「将棋」「図書館」に愛を込めて
(著) 上田友彦
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「エスペラント、将棋、図書館(学)は私の中ではつながっているのです。時にはほとんど重なり合うことさえあります。(中略)この書は広く一般の方、とくにエスペラントや図書館のことに馴染みのない方々が直接手に取って読んでいただくことを願って企画したものです。」(本書「はじめの言葉」より)
幼い頃から将棋を愛し、40年以上図書館の仕事に携わり、2013年に日本エスペラント協会終身会員となった著者が、「エスペラント(国際共通語)」「将棋」「図書館」の基本的情報と魅力を語った一冊。「Ⅰ 地球語を広める」では大学における国際語教育の理念と現状や著者のエスペラント人生などについて語り、「Ⅱ 将棋を楽しむ」では自身の体験ほか自著を紹介する。そして「Ⅲ 図書館を考える」では図書館の利便性向上のための一考察がまとめられている。
【目次】
はじめの言葉
Ⅰ 地球語を広める
大学における「国際語」教育—その理念と現状—
二葉亭四迷と「世界語」
秋田千代子宛絵葉書—昭和女子大学近代文庫所蔵
仕事と趣味にエスペラントを活用―わたしのエスペラント人生—
エスぺランチストの夢(文・湯川博士)
平和と世界友好のエスペラント語 エスペラントのススメ
Ⅱ 将棋を楽しむ
わたしの出した1冊の本(1996)
わたしの出した1冊の本(2001)
ソウル2週間滞在記―日本将棋指導者養成所に派遣されて
日本将棋指導者資格試験問題(日本語原文)
奇跡が奇跡を呼び全国制覇達成—ねんりんピック将棋交流大会優勝記―
ねんりんピック奮戦記
二度あることは三度ある—ねんりんピック将棋交流大会奮闘報告―
エスペラント将棋クラブ機関誌 『EKJŜ』近況報告・巻頭言
ŜOOGI JAPANA ŜAKO KIEL LUDI
Ⅲ 図書館を考える
小規模図書館奮戦記 日本エスペラント学会図書館
エスペラントコレクションの宝庫—レファレンスも充実―
〈実践ノート〉
「レファレンス・ガイド」(仮称)の作成について
レファレンス・サービス発展のために
兵庫県立図書館目録電算処理システム (COCS)の概要
公立図書館の発展と国の図書館政策
“図書館学課程”の位置づけに関する一考察
図書館員養成カリキュラムの改定に向けて
NDCの助記表の適用範囲について
Japana Decimala Klasifiko(日本十進分類法)
分析合成型分類法としてのBKE
ソビエト“図書館・書誌分類表(ƂƂK)”の構成
新刊情報