花毬の季: 最愛の妻ミー坊 膵臓癌と闘った11ヵ月
(著) 長友康夫
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「『お父さん、六ヵ月でお別れだね』病院を出て、代々木公園駅に向かう裏道を歩きながら、妻は、爽やかな笑顔を見せました。
『後、二十年は生きようよ。死ぬのは、お父さんが先と約束してたじゃないか。ミー坊は奇跡の人だから、二人で癌と闘って完全生還を果たそう』」(本文より)
末期の膵臓ガンで余命宣告を受けた最愛の妻・ミー坊。過酷な闘病生活の中でも希望を失うことなく懸命に生き抜いた妻と、それを支えた家族の愛の物語。
妻の生前の手記のほか、病の宣告から一周忌まで、夫である著者が妻を想って作り続けた短歌を収める。
愛する人が今まさにガンと闘っている、または愛する人をガンで看取った経験のある方に。
【編者プロフィール】
長友 康夫(ながとも やすお)
1936(昭和11)年、宮崎県日南市に生まれる。関西大学工学部機械工学科卒業。木下産商㈱、秋元産業㈱に勤める。東洋技研工業㈱〈現・㈱アルメックス〉の設立に参加し要職を歴任する。(株)アースセイブ代表取締役を経て現在無職
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