遺恨の刃:義に奔る剣
(著) 秋草圭介
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舞台は明治初頭の戊辰戦争。事実上日本がふたつに割れ行われたこの戦争だが、新政府軍と旧幕府軍の戦力の差は決して互角とは言えないものだった。その旧幕府方には前線を勇猛果敢に駆け抜けるひとりの男がいた。徳川家への忠義を誓った彼の生き様をご覧いただきたい。そして随所で見られる戦法や武器の存在。当時の戦いや社会を見事に投影したフィクション物語である。
[目次]
1 男谷道場
2 江戸住まい
3 国元での辛酸と恋慕
4 先輩の親切
5 煩悶と工夫
6 時代の急変
7 帰国
8 初との再会
9 居合指南役
10 譜代の誇り
11 隼人の婚礼
12 幕末へ
13 脱藩者、野上への思い
14 信昭の時勢眼
15 捨吉の剣才
16 風雲急
17 粟宮藩軍出陣
18 宇都宮の攻防
19 会幕連合軍
20 会津の降伏
21 信昭切腹
22 敗軍の将
23 帰還
24 知事との対話
25 竜之進、捨吉警視庁入り
26 薩摩示現流と警視庁抜刀隊
27 師範代二人剣術教授へ
28 徒手技の考案
29 旧芦原藩領の振興策
30 散る桜とともに
著者略歴
[出版社からのコメント]
幕末そして明治初期という時代は日本国の歴史をたどっても最も激動の言葉がふさわしい時代だと思います。これほどまでに正義と正義がぶつかり、時代が揺れ動いたことはないでしょう。そのような時代に生きた人々はどのようなことを考えていたのか。本作はこのような興味を満たす至高の逸品です。ぜひご覧ください。
[著者プロフィール]
秋草 圭介(あきくさ・けいすけ)
1949年 栃木県佐野市生まれ 宇都宮市在住
元新聞記者
武産合氣道会師範八段
居合道無双直伝英信流三段
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