ヒマラヤ・トレッキング紀行:カラパタール ――標高5000メートルの夢の丘へ
(著) 中川豊
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―ヒマラヤ、夢への旅路―
テレビで放送された番組を何度も見ながら、憧れ続けてきたエベレスト。一度でいいから、日本では経験することのできないヒマラヤ・トレッキングをしたい。費用のことを考えればすぐに実行とは行かない中で、山間のルクラの飛行場から続くという天上の楽園の道・エベレスト街道を通って、五五四五メートルのカラパタールの丘へ向けて歩く日が来ることを願っていた。その一生に一度の願いがいま、実現しようとしている――。
山登りが趣味という訳でもなく、日本の山も数えるほどしか登ったことのない著者が、人生の中で唯一命を懸けた大冒険を写真と共に綴った旅の記録。
[目次]
まえがき
Day01 日本 → バンコク
・平成十六年十月十二日(火曜日)
・旅たち
・冒険者たち
・出国
Day02 バンコク → カトマンズ 1350m
・平成十六年十月十三日(水曜日)
・バンコク到着
・バンコク式マッサージ
・憧れの地へ
・知人との再会
・カトマンズの夜
Day03 カトマンズ探索
・平成十六年十月十四日(木曜日)
・カトマンズの風景
・市内観光
・モンキー・テンプル
・カトマンズ王宮と博物館
・出発前夜
Day04 カトマンズ 1350m → パクディン 2640m
・平成十六年十月十五日(金曜日)
・ルクラへ
・準備
・トレッキング開始
・トレッキング風景
・ロッジ到着
Day05 パクディン 2640m → ナムチェバザール 3450m
・平成十六年十月十六日(土曜日)
・ロッジの朝
・のどかなる道
・エベレスト国立公園入場
・ナムチェ・バザール
・ナムチェ雑記
Day06 ナムチェで高度順化
・平成十六年十月十七日(日曜日)
・ナムチェの夜明け
・高度順化トレッキング
・シェルパの村
・高所を歩くということ
Day07 ナムチェバザール 3450m → ディボチェ 3860m
・平成十六年十月十八日(月曜日)
・サナサでの出会い
・標高六百メートルを登る
・タンボチェ村とディボチェ村
Day08 ディボチェ 3860m → ディンボチェ 4343m
・平成十六年十月十九日(火曜日)
・ヒマラヤの道
・アマダブラム
・ネパールの凧揚げ
・いよいよ四千メートルの世界へ
・モモの夕食
Day09 ディンボチェで高度順化
・平成十六年十月二十日(水曜日)
・ヒマラヤで日本食
・ヒマラヤ襞の絶景
・電気の話
Day10 ディンボチェ 4343m → ロブチェ 4930m
・平成十六年十月二十一日(木曜日)
・標高五〇〇〇メートル
・ドゥクラ峠
・防空壕(?)に泊まる
Day11 ロブチェ 4930m → ゴラクシェプ 5140m
・平成十六年十月二十二日(金曜日)
・カラパタールの丘を望む
・天空の村、ゴラクシェプ
Day12 ゴラクシェプ 5140m → カラパタール 5545m
・平成十六年十月二十三日(土曜日)
・緊張の朝
・夢への出発
・登 頂
Day13 ゴラクシェプ 5140m → ペリチェ 4243m
・平成十六年十月二十四日(日曜日)
・二日分を下る
・ペリチェの村へ
Day14 ペリチェ 4243m → ディボチェ 3860m
・平成十六年十月二十五日(月曜日)
・新潟の大地震
Day15 ディボチェ 3860m → ナムチェバザール 3450m
・平成十六年十月二十六日(火曜日)
・お礼参拝
・長い長い道のり
・コーラで乾杯!
Day16 ナムチェバザール 3450m → パクディン 2640m
・平成十六年十月二十七日(水曜日)
・雪のナムチェ
・LPラクパさんの帽子
Day17 パクディン 2640m → ルクラ 2850m
・平成十六年十月二十八日(木曜日)
・終点へ向けて
・お別れ
・天気の悪化と遭難
・最後の夜
Day18 ルクラ → カトマンズ
・平成十六年十月二十九日(金曜日)
・さよならが霧にむせぶ夜
・LPラクパさん宅に招かれる
Day19 ゴダワリ水産試験場とパタンの王宮
・平成十六年十月三十日(土曜日)
・水産試験場見学
・王宮観光
・力車体験
Day20 カトマンズ → バンコク
・平成十六年十月三十一日(日曜日)
・最後の朝
・カトマンズの街よ、さようなら
Day21 バンコク → 日本
・平成十六年十一月一日(月曜日)
・ヒマラヤ・トレッキング解散式
・我が家へ
あとがき
著者略歴
[出版社からのコメント]
かつてヒマラヤは経験を積んだ一部の登山家のみが足を踏み入れる山でしたが、現在では以前に比べればハードルは低くなっています。富士山を超える山々が連なる厳しい場所であるからこそ体験することができる旅の風景を、本書を通じて楽しんでいただければ嬉しく思います。
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