ガーデンへようこそ

(著) 頴川隆

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作品詳細

『東久邇之宮記念賞』受賞作家が贈る園芸愛好家、必読の一冊!

エッセイ「ガーデンへようこそを」終了した平成20年以降、社会は複雑化し、心の不安は増しています。地球温暖化は加速し、なす術がありません。
「これから先、どう生きてゆけばよいのか?」という人類共通の疑問に対する解答の一つが、ガーデニングだと考えています。
人間は動物界で最も進化した種であり、ガーデンの草花は、植物界で、人間と同様に進化の末裔(まつ えい)です。38億年前、生命が誕生して以降、人間も植物も同胞だった時代が有り、そのなごりで、たとえばバナナのDNAは、一説によると人間と50%同じだとされます。人がグリーンに安らぐのは、その時の記憶が蘇るからだ、と考えています。
土に触れることで、体と頭脳は、心地良い幸福感で満たされます。
心が幸福であれば、細胞は活性化し、健康的な日々が約束されます。人は、孤独に耐えられないけど、ガーデンの日々は、魂を癒(いや)します。そう、ガーデンがあるかぎり、それがたとえ小さなプランターであっても、自己完結したかけがえのない芸術にほかならないのです。だから、人は、ガーデンがあれば大丈夫なのだと思います。
ただ、人にとって最大の環境は人間関係です。人は精神世界に生きていますからその精神世界の最適化は大切です。
人を愛せば、人から愛される。人を憎めば人から憎まれる。なぜなら人の心は、意識できる表層と意識できない深層の二層構造をしているからです。深層は、主語と目的語の区別がつかないから、表層において『私は彼女が好き』と思ったら、深層においては、同時に『彼女は私が好き』と認識します。このように『私は彼女のことが嫌い』と思ったら深層において『彼女は私が嫌い』と認識します。このように、人を愛せば人から愛されていると感じ、人を憎めば人から憎まれていると感じます。これは恐しいことで、愛に満ちた人は家族、友人に満たされた幸福な人生を送ります。一方、人を憎んだり恨んだり妬んだりする人は、笑顔を失い徐々に醜く老いていきます。心と身体は一体だから、身体は、ボロボロになっていきます。すなわち不幸な人生を送ります。
このことを幼児の時からしっかり教育すれば、世の中のいじめやパワハラや暴力はなくなるのではないのでしょうか。ひいては世界平和に結びつくのではないでしょうか?
ガーデンの日々はそんなことを気づかせてくれるオアシスでもあります。ガーデンでコーヒーでもすすりながら四季の移ろいを楽しみながら、平和な日々を送りたいと思います。
皆様も一緒にいかがでしょうか?
Let's do gardening together!
さあ、ゆっくりとガーデニング・ライフを楽しみましょう。
そして、これからもこの世界をどんどん広げていきましょう。

著者プロフィールーーーーー
頴川 隆 プロフィール

1958年 東京都世田谷区生まれ
1962年 私立和光学園幼稚園入園
1963年 私立和光学園小学過程入学
1965年 東京から鹿児島へ移住
川内市立川内小学校編入
1969年 宮崎市立西中学校入学
1970年 宮崎市から鹿児島市へ移住
1971年 鹿児島市立城西中学校編入
1973年 鹿児島県立鶴丸高等学校入学
1976年 九州大学農学部入学
1979年 国家資格農業改良普及員資格取得
1980年 九州大学農学部畜産学科家畜解剖学教室卒業
4月 鹿児島県入庁(畜産課配属以降各部署歴任)
7月 鹿児島県畜産試験場種豚改良部黒豚系統豚サツマ造成により南日本文化賞受賞(チーム受賞)
大型自動二輪免許取得
1985年 高木画荘にて、初個展
1986年10月~1987年3月
(財)鹿児島県育英財団国外留学制度による研究者交換留学パイオニアとして、米国ジョージア州立大学アニマルサイエンス(畜産学部)派遣留学(6ヶ月間)
2001年 ギャラリー川野にて第2回個展
2005年~現在
巴、ホートクギャラリー、ギャラリーレモン、ランドマークギャラリー、ギャラリー鳳山、南風人館ほか個展多数
2006年 国家資格農業改良普及専門技術員(カテゴリー「農業を担うべき者の育成」)資格取得
2007年 全国農業改良普及支援協会主催「技術と普及」500号記念論文コンクール哲学部門第2席
全国農業改良普及支援協会主催「経営体育成全国コンクール(個別経営体部門)」農林水産大臣賞受賞
全国農業改良普及支援協会主催「技術と普及」500号記念論文コンクール哲学部門第2席
全国農業改良普及支援協会主催「経営体育成全国コンクール(個別経営体部門)」農林水産大臣賞受賞
2016年 (株)ハンズマン主催第19回ガーデニング大賞店長賞受賞
全国農業改良普及支援協会発行月刊「技術と普及」H28・4月~29・3月号表紙絵掲載
2017年 作家として独立
2018年 東久邇之宮記念賞受賞
3男1女の父、作家、アーティスト、園芸家、鹿児島県在住

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