お茶の世界の散歩道: 知って得する茶飲みばなし

(著) 森竹敬浩

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作品詳細

「本書では「人と人との関わり」を「お茶」を媒介に過去から現在へ、世界から日本へとたどってみた。強いて言うならば「お茶社会学」である。いつの日かお茶社会学が成立する踏み台となることを願うものである。」(本書「おわりに」より)世界中で愛され続けているお茶。そんな「お茶の世界」の歴史や文化などを分散的に探った一冊。「世界のお茶——歴史を動かしたお茶」、「宮廷から始まったお茶文化」、「日本のお茶の世界」、「お茶の世界の医・薬・化学」の4章で構成。
お茶には愛される理由がある——お茶好きによる、お茶好きのための、茶飲みばなし!

【著者プロフィール】
森竹 敬浩(もりたけ・たかひろ)
1940年、静岡県安倍郡井川村(現静岡市葵区井川)生まれ。
静岡市立高等学校(旧制第一中学校)、慶應義塾大学文学部卒業。静岡県の高等学校教員になり社会科(地理・歴史、公民)を担当した。
実家では江戸時代からお茶を作っており、子供のころからお茶とともに生活があった。在職中、マサチューセッツ州立大学の夏期セミナーに参加、ホームステイの体験から、明治期、アメリカに輸出されていた日本茶がどのように流通し、飲まれていたかを知る契機を得た。また、教材研究中、当時の県会議員がお茶の輸出振興に大きく貢献していたことを知り、お茶が輸出商品として発展していく過程をまとめ、『世界に静岡茶 売った男(海野孝三郎伝)』(静岡新聞社、1993年)を出版した。
現在、茶学術研究会会員、駿府茶文化史跡保存会会員、多田元吉顕彰会会員、日本・ネパール協会会員。第一回日本茶検定合格(2009年2月、日本茶インストラクター協会)。

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