オリヴィエ追想: 平塚景堂詩集(電子書籍版)
(著) 平塚景堂
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[商品について]
——詩を通じて、「意味空間」の外部へ旅に出る
「言葉も私たちの存在もこの無意味への郷愁をもつ。それがポエジイだと思う。」(「後記より」)無意味であることを人は恐れる。自分の存在や人生に意味が無いと分かると、場合によっては絶対的な無意味=死に走る。しかし、作者はその無意味にこそ「詩」の世界を感じ取る。宗教、音楽、文字世界を緩やかに行き交い、言葉の意味、存在の意味のベールを取り去っていく。——住職、作曲家など多彩な顔をもつ作者がたどり着いた現代詩の極北、第二詩集。
[出版社からのコメント]
あらゆる存在がビッグバンによって生まれたのだとしたら、あるいはそうであることが明らかになってしまったら、存在の意味の根拠をいったどこに求めればよいのでしょうか。私たちはその無意味性に目を向けない。そうすることで、もしかしたら「社会」が生まれるのかもしれない。しかし、著者はその無意味にこそ郷愁を見いだす。それがポエジーであると信じて。
[目次]
オリヴィエ追想
対話
バザール
藁(わら)の絵
音楽
わたしでは、ない
白皙の章
十一月は秋の終り
「バーント・ノートン」への返歌
コンソレーション──オリヴィエ追悼
後記
【著者プロフィール】
平塚 景堂(ひらつか・けいどう)
一九四九年(昭和二十四年)東京生まれ
東京藝術大学美術学部卒
京都大徳寺専門道場で禅修行
大本山相国寺塔頭養源院住職就任
銀閣寺執事長を経て現在承天閣美術館館長
「文学歴」
戯曲『さすらい枯野抄』大阪近鉄アート館にて上演
1990年 詩集『静かな夜の記録』編集工房ノア
1996年 詩集『オリヴィエ追想』書肆山田
2002年 詩集『夜想の旅人』銅林社
2007年 エッセイ『内なる 風景へ(禅の現在型をさぐる)』禅文化研究所
2017年 小説『アララ』編集工房ノア
「絵画歴」
京都「ギャラリーマロニエ」にて毎年日本画個展
フランス日本年に作品出品
イタリア・ミラノにて個展
フォーシーズンホテル東京(椿山荘)にて個展
「作曲歴」
武井作曲賞受賞
ピアノ曲集「BUSON」パリ・ルデュック社より楽譜出版
リヨン国立音楽院の招聘により渡仏作品リサイタル
ピアノ五重奏曲「スペクトラム」ウイーンピアノ五重奏団により初演
ピアノ曲集「夢のわかれ」パリ世界初演
アメリカ公使公邸にて作品リサイタル
オーケストラ曲「アパリシオン」
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