いにしえの歌物語
(著) 村野幸紀
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古代の歌人が、史実と虚構の狭間で、いま、躍動する——
皇族と藤原一族の権力闘争を背景に、“文芸への愛”を心の内に秘め、それを支えに激動の時代を生き抜こうとした人々を描いた「萩の花」や「烏鷺の始末」、古代・中世の歌人たちを主人公に現代を背景とした空想的な作品「家持暦」や「裏切り者と人は呼ぶ」など計8作品を収録。
古代の歌と作者の想像力が織りなす傑作短編時代小説集!
【著者プロフィール】
村野 幸紀(むらの ゆきのり)
1940年(昭和15年)東京生まれ
1964年 慶應義塾大学卒業
歌集
『花信帖』(1972年 かまくら春秋社)
『半島』(1997年 ながらみ書房)など
短編小説集
『夏の家族』(2000年 北冬舎)
『万葉の朝の夢』(2002年 北冬舎)
『海について』(2004年 冬花社)
『サレルノの春』(2008年 冬花社)
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