残るもの、残していくもの──時空の中に「物語」を見る:不撓不屈・別冊シリーズ 高橋昇一の世界
(著) 22世紀アート編集部(編著)
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―目に見えないものを、表現したい―
どんな風景にも、様々な物語が眠っている。そしてそこに物語がある限り、まるで落とし物を拾い集めるかのようにシャッターを切り続ける。ーー本書は、写真と文章を織り交ぜた表現を得意とする作家・高橋昇一氏の内面世界に鋭く迫った一書。創作活動の原点ともなっているある思いや、写真表現へのこだわり、そして生き方に迷いを感じている若者へのメッセージまで。「常識」や「普通」という価値観が権力を握りつつある時代の中で、真に「生きる」とは何なのか、いま作家の言葉から学ぶ。
[目次]
創作の原点にあるもの
何を表現したいのか
写真表現へのこだわり
風景を見るときに何を見ていのか
成熟した大人の世界を伝えていきたい
生き方に迷う若い人へ
[担当からのコメント]
最近では、優秀な機材が気軽に手に入れられるようになっていることもあり、三脚などを活用して本格的な風景写真の撮影を楽しんでいる方も増えていると思います。しかし、高橋さんはある理由から、あえて三脚を使わないとのこと。その点も含め、「表現」ということに真摯に向き合う作家の哲学や歩みを知りたいという方は、ぜひ本書をお確かめください。
[著者プロフィール]
■高橋 昇一(たかはし・しょういち)
1948年11月3日、福井県に生まれる。1971年3月法政大学文学部卒業。2008年医薬品卸・日用品卸セールスを経て、海外向け眼鏡枠製造商社を退職。現在、三国写友クラブ所属。
主な著書に『清熱より創造へ』(東京図書出版)、『惜しみなく時は奪う』(前進商会)、『草枕』(文芸社)、写真集として『捨恋苦』、『虞美人草』、『浜昼顔』、『三百六十五夜』、『曼珠沙華』、『唐獅子牡丹』、『南仏・スペイン』、『純情二重奏』、『東京大学』などがある。電子書籍として、22世紀アートより『南仏・スペインの旅』、『アガペーの光』、『随想ポートレート』、『随想ポートレートⅡ』、『さそわれて、時の旅』、『写真でのんびり旅気分』、印刷書籍『南仏・スペインの旅』(日興企画)が刊行中。
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