歌集 しずごころなく:いとおしき日々をもがく人へ
(著) 福永由香子
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ー今日を生きるすべての人に贈る339首ー
過ぎてゆく日々の早さを嘆けども心の水は明日へ傾く
無器用に生きる他なき目に眩しカレードスコープ五彩の花は
目薬を注しても消えぬうすぐもり何時も何かを見落として来つ
きっと人は誰も、何食わぬ顔をしながら、吹きすさぶ風に心を戦がせている。それでもこの日々は美しく、いとおしい。
家族のこと、世界のこと、あの日のこと、私のこと、あなたのこと。
溢れる想いがいま、三十一文字の歌になる。
[目次]
Ⅰ 梅の香
月光
方形の窓
ココアの香り
梅の香
ほら 鳩が鳴いてる
時計草
桐の花
折り畳まれて
大原の里
蓮華王院
寒の夕映え
Ⅱ 紙の花
まりこさん
夜のほどろに
沙の鳴く音
蚕豆
生臭し
紙の花
草の実
黒きパラソル
明日香白秋
冬のエチュード
カレードスコープ
Ⅲ しずごころなく
揺れて
内と外
癖
木守柿
女孫二人
しずごころなく
雀色時
蛇苺
明日香浅春
花冷え
グリーンロード
にわたずみ
あとがき
[担当からのコメント]
身近な出来事や情景を詠った短歌が多く収められた本書。しかし中には、政治や時事問題を取り上げた作品もあり、著者が広い視野で日常を歌にしていることがうかがえます。だからこそ、あなたも惹かれる歌が見つかるはずです。これまであまり短歌に馴染みがなかったという方から、作歌に取り組んでいる方まで、多くの人にお楽しみいただける歌集です。"
[著者プロフィール]
福永 由香子(フクナガ・ユカコ)
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