【改訂版】古墳時代の倭王権推理 ー夫余、公孫、三燕、加羅、韓三国 ー邪馬台国は近江、伊勢遺跡
(著) 米澤達夫
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―歴史へのイマジネーションが古代史を蘇らせる―
なぜ原出雲王国に弥生遺跡や記紀神話・伝承が多いのか。なぜ出雲王国拠点が西部斐伊川域と東部意宇川域の2ヶ所にあるのか。なぜ卑弥呼倭国は日本書紀に記録されないのかーー。出雲、邪馬台国、古墳、ヤマト王権、これまで時系列に並べても点にしかならなかった史料や遺跡、伝承等の事象を、主要人物の動きを軸に「推理」の線で結び、古代東アジアの歴史の動態を描き出した新たな視点の倭王権研究。
[目次]
まえがき
第1部 弥生時代の原出雲王国
第2部 「スサノオ出雲王国」と「意宇出雲王国」
第3部 邪馬台国は近江、伊勢環濠集落王国。卑弥呼は北九州女王国から遣使
第4部 卑弥呼女王国は北九州の倭国。東倭(晋書)は本州の倭国
第5部 新羅系のニギハヤヒ、少彦名。ウマシマジと物部氏の渡来、活動
第6部 ヤマト盆地南部、亀ノ瀬地滑り水没。物部復興動員がヤマト王権発祥へ
第7部 神武より開化までの、いわゆる欠史9代天皇の意義
第8部 ヤマト崇神(公孫模)、巨大古墳築造、三角縁神獣鏡で列島祭祀統合
第9部 景行、ヤマトタケルの英雄時代は新羅、訖解王、高句麗、美川王の侵攻期
第10部 神功(百済、契王妃)前紀。4世紀韓半島、多様な種族、王権激動時代
第11部 神功軍団、前趙重臣、陳元達と孫、契王妃、陸遂延、沸流百済王弟、優福
第12部 仁徳以後の倭五王軍団が、百舌鳥、古市に巨大古墳群を築造
第13部 北燕系継体(彦主人王長子)王権誕生への胎動
第14部 継体は韓半島、列島に君臨する北燕系「祖彌桀取」系倭王権
第15部 欽明は加羅、仇衡王が新羅侵攻で、弟、仇亥に譲位、渡来の倭王
第16部 聖徳太子は蘇我馬子の女婿、善徳。怨霊封じに祭祀
第17部 飛鳥朝の壮絶王権争奪紛争
あとがき
参考文献
[担当からのコメント]
発掘成果や文献史料など、古代史を読み解くためには多くの情報が必要です。そしてそれらを取捨選択しながら、時の彼方に埋もれている史実を掘り起こそうとする情熱も必要となります。本書の中には、そんな情熱による歴史のダイナミズムがあります。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
米澤 達夫
1938年大阪府生まれ、池田、杉並、岩槻、目黒、国分寺、松江、八尾、西宮、堺、奈良在住。
父系―松江、出雲族。母系―宇都宮、縄文~アイヌ系。
1956年松江工業高校機械化卒業。大阪ガス(株)勤務。社会大学講座(通信講座)
米軍空撮地図でガス配管図作成時に、古墳と関わる。
社内夜学、機械工学科履修。エネルギー管理士。
主に工業用加熱炉、乾燥機、ボイラー等設計、販売。
1970年燃料電池活用提案(実用化10年後)。熱併給発電、ガス空調普及促進活動
著者参加研修会、私塾等
東アジアの古代文化講演会 20年 二上山博物館、ふたかみ史遊会 3年
日韓古代文化研究会 30年(株)国際交流サービス(東アジア遺跡研修会)30年
橿原考古学研究所友史会 2年 大阪ガス、ボランティアマンドリンクラブ 55年
古代大和を考える会、同人誌 11年 1989年創刊号~2000年12号 全掲載
第3次もり(SF、ファンタジー)同人誌 43年 1957年創刊号~34号 全掲載(一部芳沢)
全国主要古墳、歴史民俗資料館、図書館及び神社の由緒、神事芸能探索。
韓国、北朝鮮、中国の主要古代遺跡見学「主に(株)国際交流サービス主催」。
松江一中28会(松江、関西、東京)68年
田中俊明、東潮(古代中韓)、坂田徳男(カント)、田中一男(善の研究)、加藤継夫(児童文学)
山田洋次(大阪シナリオ学校)、飯沼慧(演劇)、畠中重雄(ギター)、金谷湘園(南画、芳辰)
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