嵐と灯

(著) 加藤三郎

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作品詳細

[商品について]
―生ある限り、山に、岩に登り続ける事だろう―
「登山」に比べ、より険しい山に登ることをいう「登攀(とうはん)」。危険極まりない山々にも果敢に挑み続け、夢の頂上を目指す……。そんな勇気ある登攀者たちが、ここにいる。ーー当時、有名クライマーが相次いで命を落とし、本邦最大級の難ルートとして恐れられていた甲斐駒ヶ岳の左ルンゼ。壁全体に氷が張り付き、滑り落ちたら一巻の終わり間違いなしのピッツ・バディレ北東壁など、山に命を懸ける著者が綴る、国内外の登攀の記録を克明に記した手に汗握る山登りドキュメンタリー!

[目次]
甲斐駒ヶ岳未登攀ルート
仲間の遭難
北アルプス大縦走
北岳バットレス未登攀ルート
憧れの地へ 旅立ち
シベリアからモスクワへ
インスブルックでの一週間
ピッツ・バディレ北東壁
独立戦争に阻まれたプ・モリ遠征
ダッカ脱出
鹿島槍ヶ岳北壁中央ルンゼ登攀
カトマンズへ
危険極まりない下降ルート
苦難続きのキャラバン
陸路ヨーロッパを目指す
尊敬する仲間達へ
終わりに ――登攀者とは
■加藤三郎 主な登攀記録
著者略歴

[担当からのコメント]
たった一つのミスや油断が命取りになる山登りの世界。その中でも難ルートと言われる山々に挑み続けた著者とその仲間のリアルな登山の様子が綴られた作品です。思わずこちらの足まで震えてしまうような緊迫したシーンから、クスッと笑える仲間たちとのやり取りまで、過酷でありながらもロマンに溢れる山登り、岩登りに挑む男たちの物語を、ぜひじっくりとお楽しみください。

[著者略歴]
加藤 三郎(かとう さぶろう)
昭和19年5月3日 静岡県庵原郡蒲原町にて誕生
昭和35年7月 富士市愛鷹山須津登山口より第三ルンゼ経由高場所ルートが初登山となる。
昭和36年10月 富士宮山岳会に入会(以後山歴を参照)
昭和58年10月 金型製造会社 イエティー精機を設立
平成29年3月29日 『花の山旅 百名山』発行
令和元年5月 イエティー精機(株)を退社、現在に至る。退職後も一貫して山登り、岩登りを続けている。

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