この大地に、ふたたび花を:東日本大震災を語り継ぐテレホン法話

(著) 早坂文明

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作品詳細

[商品について]
ーあの日、昼食に何を食べたか覚えていますか?ー
〈いつの日にか、「あれは地獄ではなかった。今日の自分のスタート地点だった」と言えるよう、すこしずつ、気持ちを立て直しましょう〉
〈納得のいかないことを少しずつ受け容れることで、前に進む力が出ると信じます〉
〈たとえ姿かたちは見えなくとも、千年後に相見えることができると想像することも、ひとつの供養です〉
(本文より)

その番号に電話をかけると、いつでもどこからでも法話を聞くことのできるサービス「テレホン法話」。本書は、これまで900ものテレホン法話を届けてきた著者が、東日本大震災以降に更新した法話の中から25話を厳選して収めた一書である。加えて、亡くなった方々への鎮魂と、これからを生きる人々への励ましの想いを込めた自作の歌詞や、一人の僧侶として震災当時のことを振り返ったエッセイなどを収録する。震災をはじめ、つらく悲しい出来事に見舞われることの多い現代人の心に、著者の温かくも力強い言葉がそっと寄り添う。

[もくじ]
僕は徳本寺にいた 永六輔
第一章 テレホン法話で語り継ぐ東日本大震災
第二章 途上のことば
第三章 向きあう 徳泉寺
第四章 月を流さず
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
「法話」と聞くと、難しい仏教のお話を想像する方もいるかもしれません。しかし本書には、仏教の内容を交えつつも、3.11当時のことや、その復興への著者の想いが誰でも読みやすい言葉で詰め込まれています。地震に津波、豪雨など、命をも脅かす自然災害が後を絶たない日本に暮らすすべての方に読んでいただきたい1冊です。

[著者略歴]
早坂文明(はやさか ぶんめい)

一九五〇年宮城県山元町に生まれる
曹洞宗徳本寺住職
曹洞宗徳泉寺住職
前 曹洞宗東北管区教化センター統監
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
常務理事
著書『僧が語る情四季的な話』(ぱんたか)
『僧が語る印笑的な話』(ぱんたか)
『無量相談室』(ぱんたか)
『クメールの宝物』カンボジア絵本(共著 SVA)
作詞「故郷は僕に微笑む」(東北新幹線開業記念イメージソング小杉保夫/作曲・郷ひろみ/歌)
「カンボジア・ストーリー」(カンボジア支援CD)
「そら」(神戸復興支援CD)

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