女医と結婚すべからず
(著) 高瀬孝子
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―君とは結婚したいけど、できるなら女医じゃないほうがいいね―
まわりを見わたしても医者だらけの家に生まれた少女は、気づけば当然のように医師を目指していた。おしゃれなど目もくれず、ハードな受験勉強を乗り切って晴れて東京女子医科大学に入学。青春を取り戻すように学生生活を満喫するけれど、初めての解剖実習に法医学の変死体検死と、やっぱり女医への道は一筋縄ではいかないーー父の背中を追って皮膚科医師になった著者の、愛と青春と(笑いと)波乱万丈の日々を綴った半生記。
[目次]
第一章 私が女医になった理由(わけ)
町医者の役目
空襲警報のさ中で
父の背中
女医志望
ガリ勉
女子医大・青春の譜
初めての解剖
第二章 結婚・出産・女の一生
高瀬靖広との出会い
学生結婚
新妻研修医ブルース
家庭と仕事のはざまで
ついに長男誕生
順年、命!
今年の桜は………
第三章 カビ一筋に、女ざかり
意志あるところに道は開く
カビに魅せられて
真菌症の高瀬先生
夫の応援歌
ジュエリー高瀬
親はなくても子は育つ
第四章 女医として生きる
花も散りぎわ
論文は不滅です
これからの10年は、もっと素晴らしい
「高瀬皮膚科医院」開業
ママの華麗なデビュー
名医の条件
幾つになっても、女ざかりで頑張りません?
おわりに
著者略歴
[担当からのコメント]
女性は家を守るものといった考えがまだ強かった時代に、溌剌とバイタリティ溢れる生き方をするのは大変だろうと思います。でも本書には暗い雰囲気は微塵もなく(もちろん色々あった筈ですが)、笑顔でたくましく生きる女性の姿が描かれています。読むだけで元気がもらえる、そんな作品です。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
高瀬 孝子(たかせ たかこ)
埼玉県生まれ、東京女子医科大学卒業後、同大皮膚科研修医、助手を経て、筑波大学皮膚科勤務、医学博士号取得、同大講師を十数年務める。
その後、高瀬皮膚科医院を茨城県つくば市に開設し、筑波大学皮膚科非常勤講師を兼任。
Exophiala angulospora Iwatsu,Udagawa et Takase(黒カビの一種)の発見をはじめ、真菌についての著書・論文多数。
第55回日本医真菌学会ベストポスター章受賞、日本医真菌学会評議員、日本皮膚科学会評議員、皮膚科専門医。
外科医の夫と一男一女の四人家族。茨城県つくば市在住。
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