反骨の志士 梅田雲浜:明治維新を先導した清きリーダーの実像
(著) 村上利夫
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【2019年に発刊された『梅田雲浜 明治維新を動かした男:幕末志士の素顔』の改訂版です】
ー知られざる維新の先駆者ー
明治維新の先駆者とも言われる若狭小浜出身の志士、梅田雲浜。尊王攘夷を牽引した彼は、幕府による弾圧事件「安政の大獄」が起きた際にはリーダー格として真っ先に処罰を受けた。そんな彼の生涯は、儒学に根ざした使命感とそこから生まれた反骨精神の塊とも言うべきものであり、それはその後の日本を大きく動かす倒幕運動へと受け継がれていったのである。本書は『梅田雲濱遺稿竝傳』に加え、雲浜の子孫の家に残る資料などを参考にしながら、知られざる梅田雲浜の事跡と人物像に迫った一書である。「義」に生きた幕末のリーダーの実像が、いま明かされる。
[目次]
本書に寄せて 雲浜さんと村上さん 神崎宣武
はじめに
第一章 概説 維新のさきがけとなった 梅田雲浜
第二章 雲浜の人物像
第三章 活動を通してみる 雲浜の横顔
第四章 雲浜晩年の心境
第五章 雲浜に対する人物評など
第六章 雲浜をより広く正しく知るために
第七章 雲浜の人脈、没後の栄光と悲哀
雲浜略年譜(時代背景)
おわりに
解説 梅田雲浜の時代 一坂太郎
[担当からのコメント]
現代の日本には、その規模の大小にかかわらず、ある使命や責任を全うできる理想のリーダーが少なくなってきているのかもしれません。幕末に活躍した一人の志士として、その実像を辿ることはもちろん、現代にも通じる理想のリーダーとしても、ぜひ梅田雲浜という人物に迫ってみてください。
[著者略歴]
村上 利夫(むらかみ・としお)
1932年、福井県若狭町生まれ
福井県農業短期大学校(現福井県立大学)教授、福井県農林水産部長、同県議などを経て小浜市長2期、穂水流国民吟詠会総本部相談役、総師
緑白綬有功賞(大日本農会総裁・桂宮宜仁親王)、旭日小綬章(内閣府)、緑化功労賞(農林水産省)を受章
著書
『実践農業指導論』(農業図書)
『縁が生きる』(河出書房新社)
『明治期・波東農場史』(友月書房)
『梅田雲浜の人物像』(友月書房)
『戦後稲作技術史』(東京農業大学出版会)
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