悩めるあなたに贈る法話集──阿弥陀さまはいつもすぐそばに

(著) 西光義秀

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作品詳細

【2020年に発刊された『私のものさし 仏のこころ:人生と心がゆたかになる法話集』の改訂版です】

ー阿弥陀さまは、ほんとうの私の姿を見ているー
奈良県にある萬行寺(浄土真宗本願寺派)の住職である著者は、ブログ「畢竟依を帰命せよ」に仏教のことや、阿弥陀さま教えに関する文章を綴ってきました。本書は、その中から選りすぐりの記事をまとめた法話集です。仏教の基礎や仏の教えをわかりやすく解説したお話に加え、人とのコミュニケーションや話の聞き方といった実生活で活かせる大切な心がけまで、悩みを抱えるすべての方に贈るやさしい法話集です。

[目次]
わが心に驚く
 末法から滅法の時代に
 仏教の基礎、初級からさとりまで
 揺さぶられる心
 仏に成ろうなんて、とても思えない?
 私は教えと真逆に生きている
 興味の有無ではなく、まことの話が仏教の話
 自分の時間を阿弥陀さまに向けてみよう
 阿弥陀さまとのコミュニケーションしていますか?
 出る息は、入る息を待たずして、命終わる
 遺影が教えてくれること
 世間のものさし・仏法のものさし
 凡夫といふは……
 仏法の教えにしたがって生きる
 爆弾を積み上げる生活
 底なし沼の板の上
 まかせよのお心におまかせする
 道理が難しいのではない
 業と縁を超えた教えが仏法
 出遇わなかったら、わかろうはずはない
 わが心は、教えを通してみせられる
 後生=来世を言い換えることができるのか?
 問題の根幹部分の解決は先送り
 わが心にまかせられないから、一大事
 後生を想定外にしてはなりません
阿弥陀さまのこころを聞く
 まずは縁あるお寺で聴聞を
 自分の中ではたらく仏法
 「~である」私への気づき
 「~ねばならない」が必要のない世界へ
 聞くべき話が巷にはないのか?
 仏法は初ごとと聞け
 大切なことを聞き逃している
 自己を交えずに最後まで聞き取ることは難しい
 自分の思いにしがみつかず、投げ出して聞く
 「事柄」よりも「思い」を聞く
 聴聞はかどをきけ
 阿弥陀さまのこころを「傾聴」する
 傾聴は阿弥陀さまのこころで
 わが思いを横に置いて、聞くべきは阿弥陀さまのこころ
 わが思いを交えずに、阿弥陀さまのこころを聞く
 腹底に落ちるまで聞く
 自分の好き嫌いを超えて聞く
 「慢」:果てしない思いあがり
 仏法は人を通して
 客観・主観を超えたところで聴く
 私にはわからないことを聞くのが仏法
 仏法はどこに聞く?
 願いのなかに取り込まれていく私
 仏願への疑いがはれるのが聞法
あとがき

[担当からのコメント]
中には、法話を聞いても何だかよくわからず、虚しい気持ちになってしまう、という方もいるかもしれません。実は本書の著者も昔はそうだったそうです。しかし仏教の教えには、たとえその時にはわからなくても、私たちの人生を豊かにしてくれるありがたい智慧がたくさん詰まっています。ぜひ本書を繰り返し読むことで、阿弥陀さまの心を深く感じてみてください。

[著者略歴]
西光 義秀(さいこう・ぎしゅう)
一九五五年、奈良県に生まれる。龍谷大学大学院博士課程社会学専攻修了。
龍谷大学講師、九州龍谷短期大学教授を経て、築地本願寺に奉職。
現在、浄土真宗本願寺派萬行寺住職、本願寺派布教使。
著書『われも六字のうちにこそ住め』(樹心社)
ブログ「畢竟依を帰命せよ」
http://gsaiko.air-nifty.com/amita/

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