戦国に咲く花──武田信玄をとりまく24人の女たち
(著) 中津攸子
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―女性の生き様から、時代が見える―
「風林火山」と書かれた軍旗を掲げ、巧みな陣形と戦術で同時代の武将たちを翻弄した武田信玄。戦国時代を代表する武将の一人であるそんな信玄だが、彼をとりまく女性たちの存在に注目すると、当時の女性が抱えた使命や人生といったものが克明に浮かび上がってくる。前日まで戦っていた敵将のもとへ嫁いだ信玄の母・大井夫人、父との悲劇的な対立を見せた長男の義信をはじめ、我が子を襲う悲惨な運命を幾度も目の当たりにした信玄の正室・三条夫人など、信玄をとりまく合計24人の女性たちを紹介する。戦国を生きた女性たちの生き様に、あなたは何を思うだろうか?
[目次]
武田信虎の側室・今井夫人
武田信玄の母・大井夫人
今川義元の妻・定恵院
武田信玄の正室・三条夫人
諏訪頼重の正室・袮々(ねね)
武田勝頼の母・諏訪御料人
武田信玄の側室・油川夫人
木曽義昌の妻・真理姫
穴山信友の妻・南松院
北条氏政の妻・黄梅院
武田義信の妻・今川夫人
武田勝頼の妻・遠山夫人
秋山信友の妻・織田夫人
諏訪勝右衛門の女房
勝沼信友の娘・理慶尼
武田勝頼の妻・北条夫人
徳川家康の側室・秋山夫人
木曽義昌の母・木曽御料人
信玄の八男・小山田左衛門の妻
葛山信貞の娘・了然禅尼
穴山梅雪の妻、見性院
織田信忠の許婚・松姫
上杉景勝の室・菊姫
仁科五郎盛信の娘・豪姫
武田関係略史
武田史関係系図
【著者紹介】
[担当からのコメント]
武将たちが命をかけて戦った戦国時代には、女性たちの運命もまた激しい様相を呈していました。妻として、母として、そして一人の女性として、戦国時代という過酷な世界を生き抜いた信玄をとりまく女性たちの生き様を、ぜひじっくりとご覧ください。
[著者略歴]
中津攸子(なかつ ゆうこ)
日本ペンクラブ会員、日本文芸家協会会員、俳人協会会員、大衆文学研究会会員、NHK文化センター講師、よみうり文化センター講師、新樹主宰。
第1回市川市民文化賞奨励賞、第12回中村星湖文学賞、北上市文化振興感謝状、市川市文化市政協力感謝状を受賞。
著書に、『かぐや姫と古代史の謎』『万葉集で読む古代争乱』『小説松尾芭蕉』『真間の手児奈』『みちのく燦々』(新人物往来社)『市川の歴史』(市川よみうり新聞社)『下総歴史人物伝』(崙書房)『葛飾を歩く』(NTT出版)『翔天の詩』『君が代百年』(真美社)『風の道』『風わたる』(角川書店)『和泉式部秘話』(講談社出版サービスセンター)『戦国武田の女たち』(山梨ふるさと文庫)『武田氏の祖は高麗王か』(山日出版)『たったひとつの真実』(中山書房)『怨霊忠臣蔵』『怨霊蒙古襲来』(彩図社)『吉良上野介の覚悟』(文芸社)『消されていた東北の歴史』『蒙古襲来と東北』『伝えたい家族のきずな』『源義経の覚悟』(龍書房)『市川歴史さんぽ』(エピック社)『ロシア世界遺産紀行』(千葉出版)『南アフリカ世界遺産紀行』『沖縄世界遺産紀行』(真美社)ほか多数。
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