読んで楽しい古文書入門──60歳からいざ挑戦!

(著) 片山正和

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作品詳細

[商品について]
―楽しみながら、古文書学習―
同じ日本人が書いた文字にもかかわらず、現代の人々が読むには至難の業とされる古文書。本書は、あるきっかけからそんな古文書に取りつかれ、65歳になってから本格的に学びはじめた著者が、古文書を学ぶ楽しさ、学ぶためのヒントを綴った一書です。ーー江戸時代、子どもたちに文字を教えるために使われた『一寸案文』や、遊女・高尾太夫が綴ったラブレターなど、著者が所蔵する貴重な文書をテキストに、釈分、読み下し、語訳、とそれぞれステップを踏んで学習できる一冊となっています。古文書学習の第一歩として、またスキルアップのための一書としてもおすすめです。

[目次]
まえがき──癌は頑張りのガン
古文書が苦手(にがて)の理由──読書百遍意自ら通ず
読めない字との出合い──海音寺潮五郎の場合
羽黒山伏(やまぶし)と狐憑(つ)き──修行中に逃げ出したが
写本・徒然草(つれづれぐさ)を読む──徒連徒連具さとは
寺子屋の『一寸案文』──ちょっと読めるかな
孝女・於竹さんは超人気者──大日如来の化身でした
大黒(だいこく)さまの御影(みえい)──二千枚刷って福来る
遊女の恋文は名文?──高尾太夫のラブレター
ナゾの針の穴と女中ことば──携帯用の豆本の中身は
手紙の書き方──読み書きの教科書です
『高利先生一代記』──長者指南所に入門、さあ大変
借用証文のコレクション──借金は返済したのでしょうか
名頭(ながしら)と偏冠尽くし──苗字の便利な手引
名主は入札で──算筆が得意でないと
奉公人請け状──盗み、欠け落ちをしたら
廃止直前の関所手形──足取り軽く峠越え
三行半(みくだりはん)と持参金──不離婚が担保の女房敷金
参考文献
あとがき──日一字で三百六十字
〈著者略歴〉

[担当からのコメント]
小学生の頃などに、難しい漢字が少しずつ読めるようになっていく楽しさや喜びを味わったという方も多いと思います。古文書にもはじめは分からなくても、地道に学ぶことで読解できるようになっていく面白さがあります。特に、定年後の楽しみや生きがいを探している方にはぴったりの趣味の一つですので、ぜひ本書をきっかけにトライしてみてください。

[著者略歴]
片山 正和(かたやま まさかず)
1938年、岡山県生まれ。日本大学法学部法律学科卒。
元・朝日新聞記者。現在、生涯学習一級(古文書)インストラクター。
主な著書:『房総異聞』『イワシのうた』『利根川を行く』『鬼来迎と房総の面』『出羽三山・山伏の世界』『ブナの森』『黄金の道』など。

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