秘史 武田勝頼の真実―勝頼は生きていた―
(著) 中津攸子
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―武田勝頼は土佐で生き延びていた?―
戦国・安土桃山時代に活躍した武将であり、かの武田信玄を父に持つことでも知られる武田勝頼。信玄の死後、その父でも落とせなかった高天神城を落城させ、支配地を拡大するなど名将ぶりを発揮した勝頼だったが、そんな彼の死に関しては、1582年、日川のほとりの田野で織田軍勢に追いつかれ、自害したとの説が有力とされている。しかし、その歴史を慎重に紐解くと、あるもう一つの説が浮かび上がってくる。それは、勝頼は田野で自害したのではなく、土佐で生き延びていたというものである。ーー近年注目されつつある、武田勝頼の土佐における生存説に触発された著者が、その真実を紡ぐべく、綿密な検証を重ねながら描いた渾身の歴史物語。
[目次]
はじめに──土佐にある甲斐武田の痕跡
通説『武田家の滅亡』
第一章 月下の能
第二章 武田家の軍船
第三章 八人の秘密会議
第四章 武田勝頼の出陣
第五章 影武者
第六章 新府城最後の軍議
第七章 武田勝頼、岩櫃城へ
第八章 武田勝頼の出航
追記──四国へ向かった武田勝頼らのその後
武田勝頼年譜
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
歴史を学ぶことの面白さの一つに、これまで通説と思われていた史実や謎に包まれていた出来事が、ある発見や検証をきっかけに大きく揺らぐこともあるという点が挙げられます。本書は、まさに武田勝頼に関する歴史を大きく前進させる可能性を秘めた物語です。ぜひ、その壮大なロマンをご堪能ください。
[著者略歴]
中津攸子
東京都台東区浅草に生まれる。東京学芸大学卒。
千葉商科大学評議員、元市川学園評議員。
日本ペンクラブ、日本文藝家協会、俳人協会、全国歴史研究会各会員。市川市民文化奨励賞、中村星湖文学賞、市川市政功労賞受賞。北上市文化振興感謝状、市川市文化スポーツ功労感謝状受領。
著書
『武田氏の祖は高麗王か』(山日出版)、『仏教精神に学ぶ み仏の慈悲の光に生かされて』『万葉の語る天平の動乱と仲麻呂の恋』『令和時代に万葉集から学ぶ古代史』『戦跡巡礼』『新説 源義経の真実』(以上、コールサック社)、『万葉の悲歌』『かぐや姫と古代史の謎』『小説 松尾芭蕉』『真間の手児奈』「みちのく燦々』『万葉集で読む古代争乱』(以上、新人物往来社)、『風の道』『風わたる』(角川書店)、『和泉式部秘話』(講談社出版サービスセンター)、『下総歴史人物伝』『こんにちは中国』(以上、崙書房)、『観音札所のあるまち・行徳・浦安』『たった一つの真実』(中山書房)、『戦国武田の女たち』(山梨ふるさと文庫)、『東北は国のまほろば 日高見国の面影』(時事通信社)、『房総展望』(千葉日報社)『風林火山の女たち』『やさしい日本女性史入門』(歴研)『市川の百年』(郷土出版社)他多数。
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