日本老民考:さまざまな老いそれぞれの終い:手塚英男講話集 1~2【電子書籍版】

(著) 手塚英男

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作品詳細

[商品について]
―「老い」とうまく付き合うために―
1970年代にいわゆる「高齢化社会」へ突入して以来、今なお高齢化率の上昇に歯止めがかからない日本。そのような時代の中で、時に社会の厄介者扱いをされてしまうこともある高齢者たちは、どのように生きていけばいいのでしょうか。本書はそんな疑問に対し、老民たちの生の姿が描かれた古典物語や名著を取り上げながら、「老い」や「死」を見つめたシリーズ本の第一巻です。ーー本書で取り上げる「竹取物語」からは、静かな老いと死を迎えるはずだった翁の哀れな心の変化を、また「ガリヴァー旅行記」からは、「死」が人にもたらすものや、老齢にともなう不幸と向き合いながら生きていくことの意味を考えていきます。

[目次]
二人の竹取の翁
その一 かぐや姫のおじいさん
その二 万葉集巻十六の竹取翁
ガリバーの出会った不死人間(ストラルドブラグ)たち ジョナサン・スウィフト作『ガリヴァー旅行記』より
『日本老民考(全六話)』発刊に当たって
著者略歴

[担当からのコメント]
自分の「老い」や「死」と改めて正面から向き合うのは、心が苦しいという方も多いかと思います。しかし本書は、物語の登場人物たちの生き方や、その世界を覗くことで、少しでも幸せな人生の終わりを迎えるためのヒントが得られるような内容となっていますので、ぜひ楽しみながら読んでみてください。

[著者略歴]
手塚 英男(てづか・ひでお)
1939年信州・松本に生まれ育つ。57年東京大学(文Ⅱ)入学。北町・川崎セツルメントで地域活動に取り組み、60年安保闘争を闘う。教育学部(社会教育専攻)卒業後、郷里のまちで公民館・図書館など社会教育の現場の仕事にたずさわる。98年退職後は、ハコモノ行政、市町村合併、市民の財政白書づくりをめぐる住民運動や市民オンブズマン活動に取り組む。92年から08年まで、100人の読者に宛てたワープロ個人文芸誌『枯々草』(全10巻)を発行し、小説「酔十夢」(10編)、雑話「日本老民考」(6話)を掲載。

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