ラオス秘密戦争:インドシナ戦争の源を追った唯一のフォト・ジャーナリストの記録

(著) 竹内正右

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作品詳細

[商品について]
―私たちはいつまで大国のエゴにつき合わなければならないのか―
ホーチミン・ルートを使用した北ベトナム軍の南下を防ぐために、ジョン・F・ケネディはラオスに軍事顧問団を派遣する「特殊戦争」を開始した。山岳民族モンの青年たちを訓練して特殊攻撃部隊を投入し、兵器の実験場と化したラオスで300万トンもの爆弾をばら撒いて、多くの死者を、多くの惨劇を生み出した。ーー長らく明らかにされなかったこの秘密戦争の真実と、今なお続く悲劇の連鎖をカメラで捉えた著者渾身のフォトジャーナリズム。

[目次]
まえがき
 第1部 秘密戦争
 第2部 共産主義者の勝利のあとで
 第3部 ラオス退役軍人会の息子たちはイラク戦争に
 あとがき
地図
 インドシナ全図
 ラオス北部・中部
Contents
 Preface
 Ⅰ A Secret War
 Ⅱ After the Communists took power
 Ⅲ Sons of Lao Veterans join the Iraq War
 Postscript

[担当からのコメント]
大国がさまざまな形で小国を蹂躙する世界の現状を見るとき、本書の写真に収められた人々の姿は私たちの姿そのものに見えてきます。戦争という惨禍が生み出すものから、もう私たちは目を逸らすことができない時代が来ているのだと思います。ぜひご一読ください。

[著者略歴]
竹内正右(たけうち しょうすけ)
フォト・ジャーナリスト
1945年 満州吉林生まれ
1970年 早稲田大学卒業
1973~75年 ラオス、ベトナム、カンボジアに滞在
1975年 ビエンチャン陥落の瞬間を記録
1975~82年 西側最後のジャーナリストとしてラオスを取材
著書
『モンの悲劇』(毎日新聞社、1999)、『ドキュメント 1975.4.30 ベトナム戦争の記録から』(共著、パルコ出版、1976)、『20世紀の瞬間 紛争のない世界を子どもたちへ』(共著、共同通信社、1999)

TAKEUCHI Shosuke
photo-journalist
1945 Born in Manchuria
1970 Graduated from Waseda University
1973-75 Stayed in Laos, Cambodia, Vietnam
1975 Documented the moment of the fall of Vientiane
1975-82 Stayed in Laos as the only journalist from non communist countries

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