青い地球──ロボットと美しき物語
(著) 佐野俊治
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[商品について]
―人間だけでなく、あらゆる存在に物語がある―
ある日、人型ロボットの「自分」は、空野元と土手沿いを歩いていた。すると船着き場に老人の営む遊覧船が停まっており、「自分」と元は老人に勧められるがままに船に乗り込んだのだったが、しばらくすると船は操縦不能に陥り、海を彷徨う。そこへ大型の帆船がやってきて、無事に救助された一行だったが、船には古代人のような格好をした移民らしき人々が大勢乗っていた。やがて帆船は無人の孤島に座礁し、そこから彼らの不可思議な世界の扉が開かれる。ーーまるで瞬きをする間に時空を自在に超越するかのような驚きと衝撃の物語を紡ぎ、生きるということの意味に迫った感動のSFファンタジー小説、待望の新作。
[担当からのコメント]
『Tの字:ロボットの中の魂のわたし』、『元とTの字』と続く「Tの字」のシリーズ、待望の新作です。人型ロボットと人間が織りなす、心が大きく跳躍するような不思議な読書体験を、本作でもじっくりお楽しみいただければ嬉しいです。
[著者略歴]
佐野 俊治(さの・としはる)
1950年、静岡県富士市に生まれる。
『Tの字:ロボットの中の魂のわたし』『巨像─私を生きる螺旋の物語』『地平線の太陽』『指を無くした右手』『重なり合う記憶と幻想の方舟――佐野俊治作品集』『元とTの字』を株式会社22世紀アートから出版。
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