日露戰争従軍 一兵卒の記録 戰記 名越仁吉の『戰中日誌』と『日露戰争手帳』より

(著) 名越仁功

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作品詳細

[商品について]
―血と弾が降り注ぐ旅順で、青年は肉弾戦にその身を投じた―
明治37年2月、大日本帝国とロシア帝国の間で勃発した日露戦争。その開戦からまもない約3か月後の5月9日、富山県の自宅で召集令状を受け取った一人の若者がいた。彼は激戦の地・旅順で何を思い、何を見たのか。いま死と隣り合わせの緊迫した戦線の様子をつぶさに記録した戦記から、28歳の予備兵・名越仁吉の日露戦争が見えてくるーー仁吉の孫にあたる著者が、招集から第九師団歩兵第三十五連隊での壮絶な闘い、そして負傷と死の恐怖まで「一兵卒」の目線で綴られた手記をもとにまとめた、日本の存亡をかけた日露戦争の知られざる記録。

[目次]
はじめに
名越仁吉 戦歴抄
日露戦争従軍一兵卒の記録――名越仁吉の従軍記録より――
(後記1)軍歌 戦友
(後記2)征露 軍歌
あとがき
参考にした資料
再刊にあたりて

[担当からのコメント]
日露戦争というと日本海海戦を思い浮かべる方も多いと思いますが、そこに至るまでの陸戦で多くの犠牲を強いられました。本書には、国中が戦意高揚するなかで過酷な戦場を戦った一人の青年の姿が淡々と描かれています。戦争とは何かを考えるうえでも大変貴重な記録として、全ての日本人にお薦めする一書です。

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