こころを養う教育論──限りなく遥かなる旅路の果てに
(著) 渡邉重範
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[商品について]
―どこかに置き忘れてきた駄菓子屋のぬくもり、そんな教育論がここにある―
時代劇ドラマの代名詞となり究極のマンネリとも言われながら戦後日本の経済成長と共に歩んだ「水戸黄門」、庄屋をつとめる一人の老人が地震の後に津波が襲ってくると察して収穫した稲に火を放って村人を救った物語「稲むらの火」のモデルとなった濱口梧陵、大正8年に新宿―東京―品川―池袋―上野で運転を開始し大正14年に環状線となった山手線にみる移り変わる東京の姿ーー早稲田大学で40年にわたり研究・教育に携わってきた著者が、映画や防災、偉人など教育という視点から多彩なテーマで語り尽くす人生の教育論。
[目次]
はしがきに代えて――日本の原風景「里の秋」
第一部 映画から時代を見る
第二部 自然災害と防災教育――東日本大震災から学ぶ
第三部 行蔵は我に存す。毀誉は他者の主張
第四部「昨日」を想い、「明日」を思う――青春挽歌
第五部 遥かなる旅路の果てに
ありがとう 皆様に
著者略歴
[担当からのコメント]
人に学び歴史に学ぶ、教育とはつまるところその繰り返しに他ならないのかも知れません。単なる知識としてではなく、人や歴史の息づかいを感じて血肉とする、そんな教育が今の日本にはもっと必要なのだろうと思います。そのための一助として、本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
渡邉重範(わたなべ・しげのり)
1943年、東京生まれ。68年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院政治学科修士・博士課程終了。65―66年、ドイツ連邦共和国ボン大学留学。80―81年、ボン大学交換教授。94―98年、早稲田大学教育学部長。98年より06年まで早稲田大学常任理事(広報・学校担当)。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授(比較憲法学・比較政治制度論専攻)、博士(政治学)。2000年より早稲田実業学校長を兼務する。主要著訳書に『教育の復権を求めて』『感性をみがく教育論』『日常を生きる教育論』『ドイツ ハンドブック(編著)』E.イエッセ『戦闘的民主主義(共訳)』(早稲田大学出版部)、『ドイツ近代選挙制度史』『選挙と議席配分の制度』(成文堂)、『西ドイツの政治と行政』(共著、三修社)、『早実スピリットの源流を求めて』(恒文社)、『早稲田実業 躍進の秘密』(朝日新書)など。
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