将棋百珍──寝ても覚めても盤と駒【水野保エッセイ・短編小説集】
(著) 水野保
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[商品について]
―すべての将棋ファンに贈る一冊―
対局が終われば、勝者と敗者とにはっきりと二分される将棋の世界。しかしそこには、単なる「勝ち負け」では表現し得ない、芸術や武士道にも通ずる奥深いドラマが潜んでいます。本書は、将棋ペンクラブ会員である著者が、その会報に掲載された自身の原稿を中心に、将棋にまつわる様々な文章をまとめた一書です。ーー「頭の良さは将棋の強さに関係があるのか」「AI将棋の出現に、人間はどう向き合えばいいのか」といった気になる話題をはじめ、命を宿した駒の妖精たちとの対話を描いたユーモラスな作品を含む14編の随筆、そのほか将棋が鍵を握る書き下ろし小説3編を収録しています。初めから終わりまで、将棋ファンの心をくすぐる作品集です。
[目次]
はじめに
Ⅰ 随筆編
将棋とあたま
『随筆と小説 将棋八十一枡の小宇宙』の刊行と書評について
大局観の差で勝つ将棋を見た ―「啓蟄の譜」―
一以てこれを貫く ―早い投了から観えてくるもの―
将棋の芸術性と棋士について
将棋と遊ぶ川柳と小噺
夢想・歴史そして未来への旅立ち
駒の精 ―独白する飛車や角たち―
少年の将棋の天才性について ―凡天才と超天才をめぐっての評論―
徳川家康と将棋 ―本能寺の変・家康の伊賀越え逸話―(創作)
子供将棋教室で経験したこと ―「八幡こどもセンター」でのボランティア活動―
勝海舟と西郷隆盛・棋の対話(創作)
駒師・熊澤良尊師を訪ねて
封じ手のハプニング(創作) ―第一期将棋名竜戦第一局より―
Ⅱ 小説編
瞬時の一太刀 ―(続編)暗殺の緩解―
廃工場の天使 ―おもちゃ工場の跡地で観たものは―
角頭歩突きの謎 ―錺職人・新吉物語り―
初出一覧
著者略歴
[担当からのコメント]
将棋にまつわる随筆と小説、計17編が収められた本書ですが、その随所には内容に沿った将棋の図面も豊富に掲載されているため、日頃から将棋を指す方はもちろん、これから学んでみたいと思う方も、楽しみながら気軽に読み進めることのできる一冊です。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
水野 保(みずの たもつ)
1949年、三重県生まれ
立命館大学法学部卒業後、学校法人「立命館」勤務
在職中は、立命館大学学生将棋研究会顧問
現在、将棋ペンクラブ会員、日本将棋連盟京都府支部連合会理事、NPO法人駒文化ネットワーク理事、京都東山将棋センター副支部長、京都府八幡市老人クラブ連合会将棋部会長
公益社団法人「日本将棋連盟公認将棋指導員」
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