黄昏のソナターー彩子、ある人生の回顧録
(著) 山野敦
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[商品について]
―そして何時でも私達は出会う。心は生きているから―
安保反対で世の中が騒然となっていたある春の日、私は偶然に藤野彩子と再会した。かつて私が愛し、結婚を望みながらも、母親の反対に抗うことができず私のもとを去った女性。それから3年の月日が経ち、離婚をしてひとりアパートで暮らしている彼女の口から出たのは「結婚して」という言葉だったーー愛するということ、家族になるということ、そして原爆被爆という現実を生きるということ、様々な人生の困難を乗り越えようと歩み続けた或る夫婦の、愛と祈りの物語。
[目次]
彩 子
エピローグ
著者略歴
[担当からのコメント]
人生の様々な景色、心の色合い、そうしたものを思い出させてくれるところに物語の魅力はあるのかも知れません。同時代を生きてきた方もそうでない方も、人生や夫婦、家族、そして原爆について考える時間を、ぜひ本書と共に過ごしていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
山野 敦(やまの・あつし)
山口大学を経て、主として広島市西部の小・中学校を歴任。
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