面白くてためになるアユのはなし──その生態から脳を健康にする脂肪酸まで

(著) 駒田格知

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作品詳細

[商品について]
―アユを愛して50年。出会ったすべての魚たちに捧げる研究成果―
多くの日本人にとって身近な魚の一つであるアユ。釣ったばかりの魚を河原で串刺しにする光景は日本の夏の風物詩ともいえる。そんな人気の高いアユだが、口のあたり、特に下顎の部分に、ほかの魚には見られない形態異常が頻繁に発生することを明らかにした著者は、その原因を明らかにすべく、アユの生活様式や体の構造に迫るとともに、アユにも含まれている、ヒトの脳の活性化に欠かせないオメガ脂肪酸の働きや、多くの人を魅了するアユの香りと味についても考察する。ーー調査を続けること50年。誰よりもアユを愛する著者が綴る、淡水魚の女王・アユへの愛情と情熱が詰まった貴重な研究記録。

[目次]
1 アユとはどのような魚類(生物)か
2 アユの口部・歯系と舌唇
3 アユの香りと味
4 脂肪酸はなぜヒト、特に脳の健康に良いのか
あとがき
参考文献
著者略歴

[担当からのコメント]
身近な生物や食べ物に関する知っているようで知らない意外な情報に触れる体験は、私たちの知的好奇心をくすぐってくれます。本書には、川釣りの代表的な魚ともいえるアユの体の構造から、多くの人を惹きつける味や匂いにまつわる興味深い話まで載っていますので、ぜひ楽しみながらアユのことを知っていただけると嬉しいです。

[著者略歴]
駒田 格知(こまだ のりとも)
 昭和20年5月12日生(三重県)
 岐阜大学大学院農学研究科(修士課程)修了、京都大学研究生、岐阜大学医学博士
 岐阜歯科大学(現朝日大学歯学部解剖学教室)助手、講師、助教授
 岐阜歯科大学大学院歯学研究科(博士課程)兼任
 名古屋女子大学教授
 名古屋女子大学大学院生活学研究科(修士課程)兼任
(名古屋工業大学非常勤講師、藤田学園大学医学部客員助教授、
建設省土木研究所招聘研究員、岐阜大学農学部非常勤講師 等)

 現在
  名古屋女子大学法人本部理事
  名古屋女子大学名誉教授
  株式会社東海応用生物研究所代表取締役
  ダムフォローアップ委員会委員
  環境省希少野生動植物種保存推進員 他
  岐阜県瑞穂市在住

 著書
  歯の比較解剖学(魚類の歯担当)医歯薬出版株式会社 1986年
  やさしい解剖生理学(共著)金芳堂 1988年
  図説 解剖生理学(共著)東京教学社 1988年
  解剖生理学実験(共著)建帛社 2003年
  咀嚼と食物の話(共著)日本教育研究センター 2019年

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