半端者の寓話──無知と無能と無責任から日本が回復するために
(著) 薄井宏彬
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[商品について]
―日本に、「中谷家」に、未来はあるのか―
子供の頃からおとなしい性格で、勉強や仕事に対する意欲もなく、現在はコンビニのパート勤務でわずかな給料を稼ぐ中谷信二。ある日、信二は高校時代のクラスメイト、山田洋子と再会し、それをきっかけに逢引きを繰り返すようになるが、やがて洋子が妊娠したことが明らかになる。ーー経済的、精神的に未熟な夫であり父親の信二の生活を通して、中途半端な少子化対策や絶えない子供の虐待、また緊迫する国際関係など、現代の日本が抱える課題が次々と浮き彫りになっていく。日本という国の行く末を案じ、絶えず警鐘を鳴らしてきた著者が物語とエッセイを織り交ぜて綴った渾身の一書。
[目次]
はじめに
第一章 かわいい子には旅をさせろ
第二章 できちゃった婚
第三章 「少子化対策」とは「金」のばらまき
第四章 沸騰する地球
第五章 何もしない自治会
第六章 大事な子供の「躾」
《終わりに》
著者略歴
[担当からのコメント]
物語の主人公・信二は一見どこにでもいそうな若者ですが、それゆえに彼やその家族の抱える社会的な問題が、そのまま今の日本を象徴するものであると、読みながらハッとさせられます。日本の未来を案じる著者からの鋭いメッセージが随所に散りばめられた本書を通して、今一度日本の現在と未来を考えて頂ければ嬉しく思います。
[著者略歴]
薄井 宏彬(うすい・ひろあき)
大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学)(ドイツ経営学専攻)を卒業し、伊藤忠商事入社。入社後、海外研修生として、ドイツのケルン大学留学(ドイツ経済論専攻)。ドイツ、スイス駐在などを経て、2001年11月IT Corporation創立、2002年4月創業。
現在、会社経営のかたわら、エッセイストとして、会社/社員研修、学校/図書館/全国自治体、文化センター/カルチャーセンターなどでセミナーや講演活動中。
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