花の心 花の姿 ー生け花の極意ー【電子書籍版】
(著) 児島孝
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──天正一五年、大坂で開いた茶会の雑談で、利休が秀吉との美意識の違いを語った言葉「赤ハ雑ナルこころ也、〇〇ハ古キココロ也」。この〇〇に入るのは次のどれでしょうか。
1.青、2.黒、3.茶
正解は、本書「装飾は掛物と花」をご覧ください。
日本を代表する伝統文化のひとつである生け花。その歴史の中で時代とともに異なってゆく花の姿、色褪せるものもあれば連綿と受け継がれるものもあるその精神思想、本書は生け花という深く広大な世界に隠されている花の精神を発掘し、秘伝とされる形がどのように遣われてきたのかを、膨大な史料を渉猟し検証した「生け花文化史」といえる作品である。数多の人々を魅了してきた生け花の深奥に迫る一書として、示唆に富む内容となっている。
[目次]
プロローグ
Ⅰ 花をたてる
Ⅱ 花をいれる
Ⅲ 花矩の形成
Ⅳ 花をいける
Ⅴ 不易流行
参考文献
あとがき
著者略歴
[出版社からのコメント]
伝統文化の面白さ、魅力は、今に伝わるその細部の全てに歴史的・文化的な意味が込められているということではないかと思います。 本書で扱う生け花は、茶の湯と並んで日本の精神文化を代表するものです。この奥深い世界に分け入る水先案内人として、ぜひ本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
児島 孝(こじま・たかし)
1935年京都市生まれ。1958年、同志社大学経済学部卒業。
新聞記者を経て、1963年からフリーライター。主に社史の編集・執筆にあたる。
1993年から香雲流主催。
1995年『数奇と呼ぶ日本の文化革命──利休、織部の死の裏にひそむ意外な史実』で宇治市主催の紫式部市民文化賞
1997年『利休はなぜ切腹に追い込まれたか』(久田宗也監修・西村豁通編『京のかくれ話』所収、同朋舎出版)。
2004年『近代日本画、産声のとき──岡倉天心と横山大観、菱田春草』(思文閣出版)。
2006年 上記受賞作を『数奇の革命──利休と織部の死』と改題して刊行(思文閣出版)。
2019年『近代日本画、産声のとき 天心、大観、春草の挑戦』電子書籍化(22世紀アート)、AMAZONで販売。
2023年『数奇の革命──利休と織部の死』電子書籍化(22世紀アート)、AMAZONで販売。
2023年『花の心 花の姿』電子書籍化(22世紀アート)、AMAZONで販売。
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